【夏主】悪女に嵌められたからホモになってみた。

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「可哀想なの、あなたという害の面倒を嫌々見ている先輩たちの苦しむ姿。あれは好意や親切心からくるものではないわ、上層部からの指示。"義務感"よ。ただでさえ任務に追われている先輩たちに、余計な義務を重ねさせて申し訳ないとは思わないわけ？」


　
　
　
　

めっちゃ喋るコイツ。

舌に油でも塗ってんのかってぐらい喋る。

まぁ確かに先輩たちには面倒かけてっけど、、、

義務感とかそんなんこいつの勝手な想像だr


　
　
　
　

「何を言っても出来損ないの脳みそには分からないようだから、ね。」


　
　
　
　

途端、夢は自身の制服を引き裂き始めた。
ゴリラかと思った。
突然すぎる出来事に俺は口を開けてこの惨状を見届けることしかできない。


両の手で髪の毛をかき乱し、

仕舞いには拳で自身の頬を思いきりブチ殴った。

キィキィと声を漏らしながら荒れ狂う夢。

果たしてコイツはゴリラと猿のサラブレッドとでも言いたいのだろうか。


　
　
　
　

『お、おぅ、落ち着こうぜ一旦、』


　
　
　
　
夢の腕をひしと掴み静止させたその瞬間、


　
　
　
　
「キャァーーーーー！！！」


　
　
　
　
断末魔のような声が俺の耳を貫く。

なお暴れ回る夢を離すもんかと必死に押さえ込んでいると、
後ろから覚えのある声が聞こえた。

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