看病 ページ9
【 亜嵐 side 】
「ふぅ…」
『ごめんね…あらん…』
「ん。いいから…しんどくない?大丈夫?」
『ん…ほんとごめん。』
「…じゃなくて?」
『ふふ、ありがと』
珍しく、Aが熱を出して寝込んだ
今日は 久しぶりにデートしよう ってことになってたけど
これじゃ行けないねって、だって38度もあるんだもんって言ったら
やっぱり…って言って肩落としてたけど、笑
行けないでしょ、どう考えても。笑
冷えピタ そろそろ変えよっか
俺がそう言うと目を閉じたままコクっと頷いて
相当しんどいってのが伝わる
…まあ、そりゃ、弱ってるし甘えてくるし涙目だし
いつもに増して可愛いよね
正直、ずっと隣にいて眺めてると
キスしたくなる…
男だしね?俺も
「Aさーん、お腹減りませんかー」
『…………食欲ない』
「そっか…」
『…うん』
何したらいいかな…って1人で呟いてたら
『あらんさん、』
「はい、なんですかAさん?」
熱で呂律まわってなくて、亜嵐ってのが
平仮名のあらんに聞こえる…可愛い…
『あたま…』
「ん?頭?…がどうした?」
『……あたま、撫でてほしいかも…です』
「………あっ、うん」
なんだ…なんだこのクッソ可愛い生き物!!!
上目遣い+涙目で、頭撫でてって!!!!
いや…俺…どんだけ、幸せ…
そんなことでいいなら、いつまででも撫でます…
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絵奈 - よかったですよ。亜嵐くんかっこいい!これからも頑張ってくださいね (2019年6月28日 21時) (レス) id: 82b9b31245 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。主人公ちゃん可愛い~ヤバい~亜嵐君良いですね。 (2017年3月28日 7時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おれんじ | 作成日時:2017年2月25日 1時