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9話 ページ10

sideA

アオイ「薬をちゃんと飲んでください!!」

善逸「いやぁぁぁ!!」

あんなに叫んでお可哀想に……

薬を調合した後に飲みやすいように工夫をしましょう。

A『これで飲んで下さると嬉しいのですが…』

3人の少女たちは嬉しそうに持って行きました。

炭治郎「Aさん!」

あ、炭治郎くん。

A『お疲れ様です。炭治郎くん。』

炭治郎「本当に玄弥と会わなくて良いの?」

A『あの子は優しく不器用ですから。困らせたり悩ませたりするのは姉として良くないかと。』

先日、禰豆子ちゃんに好かれました。

A『あら。どうされたの?』

禰豆子「…」

ニコニコと私に駆け寄る禰豆子ちゃん。

A『ふふ。甘えん坊さんですね。』

駆け寄っては私の膝上で横になりました。

炭治郎「あ!禰豆子!」

A『構いませんよ、炭治郎くん。貴方も疲れてるでしょう?白湯だけでも疲れを癒せますよ。』

火鉢からヤカンを取り、湯のみに白湯を注ぐ。

炭治郎(Aさんって温かいなぁ…)

なんか視線が…

アオイ「ちょっと!ここは立ち入り禁止ですよ!薬をちゃんと飲むようになったかと思えば!」

あらあら。

A『炭治郎くんのお友達ですか?』

炭治郎「善逸…しのぶさんにも怒られるぞ…」

善逸「なんで炭治郎ばっか美人に優しくして貰えるんだよぉ!しかも炭治郎入ってるのに俺だけ怒られるって可笑しくない!!!?」

元気な方ですね。

A『あら、私の作ったお薬はお飲みになられました?』

アオイ「貴女は部屋から出てきたら駄目です!」

怒られました。

善逸「いやぁぁぁぁ!!」

鬼が出てきてビックリしてるのでしょうか…

善逸「可愛すぎて死にそう!!」

禰豆子ちゃんが?

アオイ「勝手にどうぞ!」

あらあら…

A『人を労り、治療に尽くす者がそのように言ってはなりませんよ。』

飴を1つ手に握らせます。

アオイ「…」

A『それから、人の為世の為に頑張る兵士さん。命は大事になさって?早く良くなるように薬を調合しますから…』

善逸「はいぃ!」

元気そうでなにより。

善逸「俺に優しくしてくれるなんて女神だ!結婚してぇぇ!!」

あらあら…まあ…

A『私は鬼ですよ?それに貴方のような頑張り屋さんを支えてくれる人は今後焦らずとも現れますから、ね?』

あら、兄さん。

黄色い人の頭を持って手に力を込めてます…!

A『同志に何をしてるのですか!?』

実弥「死ね、カス!」

何が原因でこんな事に…

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年11月20日 4時

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