【鬼滅の刃】ごめんね。 (ページ15)

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14話＊ショタ化注意＊ページ15

sideA

胡蝶様に呼ばれまして医務室へ来ました。

A『胡蝶様。失礼します。』

胡蝶様のお隣の椅子には小さな子どもが。

A『ま、まさか先生の…』

しのぶ｢違います。｣

あら、私てっきり早とちりで…

｢ねーたん。｣

私を見上げ私の袖をグイグイと引っ張る小さな子。

A『あらあら、まるで小さかった時の玄弥のよう。』

しのぶ｢ご名答です。こちら血気術により小さくなられた玄弥くんです。｣

あらまあ…

A『記憶はあるんですか？小さくなった時のまま？』

しのぶ｢ありますが舌足らずで些か本人も気にしてるようです。｣

確かに私の事を｢姉ちゃん｣って呼ぶのは玄弥と下の弟妹ぐらいですし…

A『玄弥、グイグイしないの。』

ショタ玄弥｢や。｣

A『抱っこする？』

ショタ玄弥｢しゅる！｣

本当に記憶はそのままなんですか？

実弥｢おい、鬼にやられる鬼殺隊なら辞めっちまえ！｣

出会い頭に罵詈雑言を言う兄も相当だと思いますが。

A『ほら、玄弥。貴方の大好きなお兄さんですよ。』

ショタ玄弥｢うー…｣

震えて私にしがみつきました…

ショタ玄弥｢ねーたんがいい…｣

あらあら…

実弥｢てめえが常に玄弥を甘やかすから気ィ抜いたんじゃねェだろうなァ！？｣

とばっちりにも程があります。

A『兄さんが玄弥に対して兄とは思えない言動をするのも一要因かと思われますが。』

アオイ(夫婦が子供の教育方針にしての喧嘩してる…)

A『暴力、暴言の恐怖の威厳は損しかありませんよ。』

実弥｢てめえがそうやって甘やかすから弛んでる兵士が増えるんだ!!色んな男を誑かしやがって！｣

いつ、私がそんな事をしました。

ショタ玄弥｢ﾍｸｼｮﾝ｣

くしゃみ…

A『あらあら…寒いですか？てか、いつの間に胸元開けてたんですか。兄さんの真似ですか？身体に悪いからやめときなさい。』

実弥｢喧嘩売っとんのか！｣

A『売ってませんし、馬鹿みたいに声を張り上げないで下さい。玄弥がビクビクしていて可哀想です。』

私に引っ付いて離れない弟を撫でます。

A『玄弥、いい子。』

今度はニコニコと嬉しそうに笑ってます。

しのぶ｢その勢いのまま飲んでくれませんかぁ？｣

ショタ玄弥｢……｣

急に笑顔が消え、嫌なものを見た時のように目を背けます。

A『胡蝶様のお薬はよく効きますよ。』

飲まないと戻れないのに…

頑張って調合させないと、また兄の雷が落ちそうです。