【原神】八神目〜璃月編3〜 (ページ6)

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————なら私が少しだけ力を貸してあげましょうか？

！、なんでもう出てくるのですか！？

いや！私はあなたの力をもう使いたくありません……！

あなたはまだ完全に癒えていないんでしょう……！？

———あら、舐められたものね。私だって、力を貸すくらい余裕よ

でも……！

———このままだとあのいけ好かない坊ちゃんにヤられるのがオチよ？そんなの私が気に入らない

！！

ヨナの左目が金色に光った

少し違う雰囲気のヨナに、タルタリヤも気づいた

けれど、トワリンに寄り添ったセーレでも、淑女を退けたセーレでもなく……ただ、剣技だけのヨナが少し元素を使えるようになっていただけ

七元素を駆使してヨナはなんとかタルタリヤに攻撃を入れる

元素だけではなく、持ち前の剣技でタルタリヤに攻撃をする

あくまで元素は距離を詰めるための手段……

あまり使ってはダメ……

そして随分戦っていればいきなりタルタリヤが水に包まれた

『！』

タ「へぇー、これほどの実力、道理で「淑女」が君を警戒するわけだ」

水から出てきたタルタリヤは、顔の横につけていた赤い仮面をつけ、槍を持ち雷元素を纏う

攻撃範囲も広くなり、攻撃も逃げるスピードも格段に上がった

ヨナは一度吹き飛ばされ、地面を転がるが、壁に行く前に体勢を整え、次に来る雷の槍の突進を横に急いで避ける

タ「俺も本気を出させてもらうよ！俺の「本気」は、君にとって少し乱暴かも
　しれないけど……執行官の力を前に、君がどこまでやれるか見せてくれ！」

タルタリヤは完全に戦闘の快楽に酔いしれていた

興奮気味にヨナにそう告げる

ヨナは息を荒くしながらなんとか、雷元素を足に纏わせて逃げる

けれど逃げていてばかりも面白くない、そう思ったヨナは一度止まり、こちらに向かってくるタルタリヤを待った

タルタリヤはもう諦めたのかと思い、変わらず突進するが、ヨナにあと少しで槍が届きそう……という時、地面から大きな氷の結晶が天井に向かって伸びた

驚いたが、それを使ってヨナの真上に飛び上がり、炎元素で雷元素と爆発を起こす

タルタリヤは横に転がるが、もう一度槍で攻撃をしようとした

ヨナももう一度炎を出したが、その炎の中から蹴りが飛んできた