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淑「あんたが魔神を召喚して戦わせていなかったら
  ……岩神が数千年も手にしていた石ころ———璃月も
  ダイヤにはならなかったでしょう」

タ「ん?誰かが俺に皮肉を言ってる気がするんだけど、気のせいかな?」















タルタリヤは冷たい笑みを浮かべる

空は憐れみの言葉をかける

するとタルタリヤは苦笑する















淑「ふふふっ……「神の心」は手に入れたし、これ以上の滞在は無意味ね。
  「スネージナヤパレス」に戻らせてもらうわ」

タ「はあ……勝手にすれば。俺は同行するつもりはない」

淑「フン、勝手になさい」














淑女はタルタリヤを横目に、北国銀行を出ていった

空も目の前を通り過ぎる淑女を睨む















鍾「最後に、聞きたいことはないか?」

空「氷神が払った代価を知りたい」

パ「ふむ、取引は平等が大事だって言ったよな。でも……「神の心」ほど
  価値のあるものって他にあるのか?」

鍾「普通に考えたら、確かにないな」














鍾離は腕を組んで言った
















パ「は???」

鍾「だが俺は「契約」の神。数千年間、俺は幾千万の「契約」を交わした。
  利益のない取引なぞに、俺は手出ししないぞ。
  氷神との取引は、俺が岩神として最後に結んだ「全ての契約を終わりにする
  契約」だ」

『………』

鍾「かの「氷の女皇」が一体どんな代価を支払ったかについては……お前自身の
  手で答えを明らかにするといい」
















その後、空がどんな契約なのかを聞いてみてもはぐらかされるだけだった

空とパイモンが頭を悩ませていれば鍾離は申し訳なさそうにヨナに話しかける
















鍾「ヨナ……」

『ッ!』















鍾離が手を伸ばそうとしたのを潜り、鍾離に思い切り抱きついた

鍾離はびっくりして固まる















鍾「………ヨナ」

『モラクス様……本当に、心配したのですよ……』
















その声は震えていた

鍾離はポンとヨナの頭の上に手を置く

ヨナはボロボロと涙を流しながら鍾離を見上げる
















『こんなこと、もう二度としないでください……』

鍾「ああ、悪かった」

『本当ですか……?』

鍾「ああ」

















ヨナは何度も鍾離に確認をする

地面に涙がポタポタと落ちる

鍾離はヨナが泣き止むまで頭を撫で、慰めるようにしていた

空とパイモンはそれを微笑ましく見つめた

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年5月19日 23時

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