【原神】八神目〜璃月編3〜 (ページ12)

今日:13 hit、昨日:12 hit、合計:15,061 hit

(2) ページ12

パ「間に合ったよな？「渦の魔神」はまだ璃月港に
　上陸してないよな？」

空とパイモンがそう話していると、後ろから知っている声が聞こえた

魈「お前たち……なぜここに」

『魈……！』

セーレは目を見開く

後ろを振り返れば、群玉閣の中から、凝光、刻晴……その他に仙人が全員集合していた

パ「ん？……あっ、仙人たちだ！どうして「群玉閣」にいるんだ？七星と
　喧嘩したって聞いたけど……もう解決したのか？」

凝「互いの不満は一旦置いておいて、今は共に璃月を守るべきだと、
　そうなったのよ」

削「フン」

削月は顔を逸らして鼻で笑った

留雲は何も言わなかったが不満を持っているようにも見える

パ「なるほどな。じゃあ、何か案があるんだな？」

パイモンはチラッと後ろを見る

そしてブルブルっと身を震わせる

パ「ううっ……こんなにも距離が離れてるのに、あの「渦の魔神」をチラッと
　見ただけで息が詰まりそうだ」

刻「千岩軍の新兵たちは、立ち上がることすらできないわ。上古魔神の威圧は、
　一般人にとって有害なようね———だからこそ、あの化け物を璃月港に
　近づけさせるわけにはいかない！」

刻晴は腕を組んでキッと魔神を睨む

パイモンはさらに身を震わせる

パ「怖い……2000年前の魔神戦争は、こんな敵と戦ってたのか……」

魈「………」

魈は深刻そうな顔をして腕を組み、考え込む

パ「今ここにいる七星、千岩軍、それと仙人たちの力を合わせれば、あの魔神を
　倒せそうか？」

凝「話し合ったけど、それは……分からないわ」

パ「うそだろ！？……で、でも、璃月を守る仙人と七星だろ！何か方法は
　ないのか？」

パイモンが必死に言うと、留雲が「方法はある」と一言言った

パ「えっ？」

留「「帰終機」の件で、七星を悩ませたようだな。せっかく「帰終機」を
　作った妾がこの場にいるのだ……仙人の装置、凡人には分かるまい。
　だが妾が少し手を加えれば、想像を超える改良も容易いこと」

凝光はクスッと笑った

凝「ふふっ……これも「仙人との縁」かしら。ここにいる仙人たちも、装置に
　仙力を注ぐことができるはずだし、これで「新帰終機」で魔神と戦えるわ。
　善は急げ、今が決戦の時よ———作戦開始！」