【原神】八神目〜モンド編2〜 (ページ5)

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空がウェンティとの関係があまりないことを言うと、ディルックは腕を組んで考える

ﾃﾞｨﾙｯｸ「ふむ……旅人の君たちが、モンドの危機を救ってくれたとは。
　君のような人材が騎士団に入るなど、もったいない」

え？「もったいない」って……？

戦力になる人材は騎士団に入るものでは……？

ﾃﾞｨﾙｯｸ「西風騎士団は……風魔龍の件に関してずっと臆病で、それでいて
　効率も悪い。
　外交面も「ファデュイ」に対して弱い上に保守的だ。
　ちっ……いい。この話はしたくないんだ」

ディルックは舌打ちをついて空とユリスから顔を逸らした

空とユリスとパイモンも顔を合わせる

ｳｪﾝﾃｨ「ディルックは西風騎士団が好きじゃないみたいだね」

ﾃﾞｨﾙｯｸ「目指す道が違うだけだ。モンドに対して、僕は僕なりの期待を
　持っている……それで質問に答えてもらおう。
　なぜ天空のライアーを盗もうとした？」

ああ、そういえばその話の途中でしたね

忘れてしまっていました

ｳｪﾝﾃｨ「本当に知りたいの？騎士団関連のトラブルに巻き込まれるかもしれないよ？」

ウェンティはディルックの顔を覗き込んで、可愛い顔をして言う

けれどディルックは鼻で笑った

ﾃﾞｨﾙｯｸ「ふん、トラブルは怖くないさ。僕自身が、その騎士団にとってトラブルの
　種だからね」

ｳｪﾝﾃｨ「じゃあ、真実の物語を演奏したら、信じてくれる？」

ﾃﾞｨﾙｯｸ「状況次第で判断する」

ｳｪﾝﾃｨ「じゃあ———演奏のお代はくれるかい？」

ウェンティはニヤッと口角を上げる

ﾃﾞｨﾙｯｸ「報酬は5モラから天空のライアー、君の物語次第だ」

ウェンティは腕を組んでニコッと笑った

ｳｪﾝﾃｨ「いいね、もう一曲追加しようか———」

そして自分愛用のライアーを取り出し、噴水広場で演奏していたトワリンの物語を演奏した

———ボクが話すは古の始まり…龍は自ら答えを探し……召喚に応じ……

悪龍と殺戮に舞う……毒血を飲み眠りに落ちる……蘇りし時、知る者は誰一人いない———

その物語を聞くとディルックは少し驚いたような反応を見せる

ﾃﾞｨﾙｯｸ「先ほどの叙事詩は、一体……これは重大な秘密のはずだなぜ僕に見せた？」

ディルックは深刻そうに言う