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ジン「そいつを取り逃がしてはいけない」

空「探し出そう」










そしてワイナリーの裏にある湖の近くにアビスの魔術師

その付近には魔術師だけでなく、氷の矢を打つヒルチャールや魔導士みたいなヒルチャールの姿もあった

とりあえず一体一体倒す

するとアビスの魔術師からモヤのようなものが体から抜けていった











ウェンティ「ん?これは……アビスの魔術師を倒した後、何かエネルギーが散らばった……」










ウェンティはそのエネルギーを解析するためにしばらく考え込む










ウェンティ「このエネルギーは、ボクとトワリンの繋がりを根絶させるためのもの
  みたいだ……」










ウェンティは空の方を向いて、真面目な顔をしている

トワリンの状態が結構マズいのだろうか











ウェンティ「「風龍廃墟」を知っているかい?」

空「モンドで誰かが言ってた気がする……」










空は顎に人差し指を当てて、目を瞑りぼんやりと思い出す

するとウェンティは少し笑顔で頷く











ウェンティ「うん、モンドのみんなはきっと知ってると思うんだ。
  今のトワリンは、その廃墟を巣にしている」










あれ……?風龍廃墟は烈風の魔神・デカラビアンが統治していた旧モンドの場所でしたよね

どうしてそこを?












ウェンティ「モンドの周りを封鎖する暴風のように、廃墟の入口にも特殊な障壁が
  あるんだ。でも今、アビスの魔術師から散ったエネルギーを使うことで、
  魔力の織りなす韻律をボクは読み取ることができる」









ウェンティは次第に眉を顰める









ウェンティ「その韻律はヒルチャールの合唱より耳障りだけど……それでも暴風の
  障壁を突破して、「風龍廃墟」の内部に行くには十分だ」

ディルック「つまり、トワリンに正面から挑むのか?僕は異論ないが……戦いを
  回避したいと思っているのはジンだ」










ディルックはジンへ視線を移す

苦い顔をしているかと思ったら、ジンはもう決意が固まったかのように強い眼差しで胸に手を当てて言った









ジン「いや、選択肢がない以上、私がその責任を背負う。
  もし、トワリンの討伐が唯一の救いの道であるなら、私が先陣を切る騎士と
  なろう」









ジンが強くそう言うと、ウェンティは優しい声で首を横に振る










ウェンティ「———大丈夫、まだその段階までは行ってないよ」

ディルック「ん?」

(3)→←序章 第三幕 龍と自由の歌



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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年3月11日 19時

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