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(3) ページ22

『ドゥリンがモンドを襲ったのだって随分昔の話です。
  それをなぜ詩人が知っているのですか?』

パイモン「確かに……」









パイモンは顎に手を当てて頷いた











空「ドゥリン……?」

『はい、トワリンが毒血を浴びた龍……』











空やパイモン、ジンは感心するようにユリスの話を聞いていた

そこで自信ありげに話していたユリスも気づいた


そういえばドゥリンも何百年か前に倒された悪龍、でしたっけ……


ユリスは青い顔をして、冷や汗をかく












『え、っと……そ、そんな話をどこかで聞いたような……アハハ……』










ユリスは苦笑いを浮かべながら誤魔化す

するとなんとか誤魔化せたのかディルックが話を転換する











ディルック「天空のライアーはどうなった?まだ弾けそうか?……それか、龍の涙で
  また直せそうか?」

ウェンティ「ふむ……」











ウェンティはライアーを拾ってじっくり眺める

すると難しい顔をした









ウェンティ「こんな風に壊されたら……もう無理かもしれないね」

空「トワリンの状況が危ない……」

ディルック「いや、罪の根源に代価を支払わせなければ」









アビスの魔術師……彼らがトワリンを騙している張本人

ユリスはギュッと拳を握りしめる








ディルック「腐食の根源を倒さないと、トワリンが受ける苦しみは減らない」

ジン「じゃあ、偵察騎士を招集して追跡を……」







ジンがそう提案した時、ディルックは首を横に振った








ディルック「その必要はない」

ジン「えっ?」

ディルック「少し前に四風守護の神殿遺跡で、そいつの同類をこの手で斬ったことが
  ある」

パイモン「え!?それっていつ……」








ディルックは話を続ける








ディルック「あの怪物たちを追跡するなら、僕の情報網と手口があれば事足りる」

パイモン「ディルックの旦那……」







パイモンは嬉しいような顔をして、しみじみと話す







パイモン「騎士団が嫌いなのに、自分のやり方でモンドを守ってるんだな」

ウェンティ「パイモンちゃんの口調が急に愛に溢れ始めた……!」

ディルック「ふん」








対するディルックはいつも通りだった








ディルック「とにかく、僕の情報を待つといい。ヤツらに分からせてやる。
  アビス教団がどれだけ好き放題な連中でも……モンドでは、やっては
  ならないことがあるとな」

序章 第三幕 龍と自由の歌→←(2)



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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年3月11日 19時

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