恋愛奮闘記 (ページ17)

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あいつにはやらん side S.daiki ページ17

飲み会の次の日会社に行けばデスクで頭を抱えるA。

重岡「どないしたんや」

「はあ！？！え、あ、なんでもない！！！！！！」

朝早いからまだここには俺とこいつの二人きり。でかい声を出したことにAはびっくりしたんか周りを見て安堵の息をついた

重岡「なんもないことないやろが。言え、吐くんや」

「………いや、その…」

珍しく歯切れ悪く話し出すAの横に座り頭をポンッ、と撫でてやった

「ひ、平野に…ちゅーされた…」

は？

こいつ、いま、なんて

あいつにキスされた？

めっちゃムカつく

重岡「…は？それ以上はされてへんやろな」

「されてない！！！！！」

直ぐに言うあたりほんまなんやろな。

にしても、平野紫耀……あいつほんま…

とことん邪魔するなぁ

重岡「おい、A」

「へ…？」

顔を上げこっちを見てきたAの顎をつかみ顔を寄せキスをした

何が起きたか理解してないのか目をぱちくりさせてきたからそのまま唇を軽く舐めて顔を離せば

あっという間に真っ赤

さすがのこの鈍感バカでも気づいたか

「ししししししげおか！？」

重岡「なんや。好きなやつに俺もキスして何があかんねん」