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負けへんでぇ! ページ6

絶賛残業なう

フロアには現在




私一人ー!!
ははは、悲しいや。華の金曜日になんで残業...



カタカタとキーボードをうつ音だけしかしねぇ!



「はぁぁあ.....お腹空いた」


重「何でっかいため息しとんねん」


びっくりして振り返ればコンビニ袋を持った重岡



「は?なんで重岡...」


重「お前、その仕事。押し付けられたやつやろ。手伝う」


「私一人でやる」


重「あああああもう、ええからやる。手伝うから。はよ終わらせろ」

デスクの書類を奪うように半分持っていくと同時に私のデスクにコンビニ袋を置いた



重「あと、それ食え。どーせ飯食ってへんのやろ」



「.....不服だけどお腹すいたから食べる...」


袋の中からおにぎりを取り出しかじりながらキーボードをたたいた




小一時間ほどすればお互いのデスクから「んんー」と伸びがする声が漏れ


「重岡、こっち終わった」


重「おれも終わった」


「.....ありがとう」



重「お前無理し過ぎ。頼れや少しは」



「無理はしてないから!」


重「頼らんところが無理してる、今回もひとりやったらまだまだやったやろ」



「っ...うっさいばか」


自分の不甲斐なさに泣きそうになる


重「は、?!な、泣くなや!そんなつもりで言うたんやない!」




重「好きな女には頼って欲しいやろが!」





「...は」


涙もひっこんだ



「重岡、熱ある?」



重「あーーもーー。よーきけ!A!」


ガシッと力強く私の肩を掴み





重「俺は、お前が好きや!平野なんかより俺の事見ろ!俺はずっとお前が好きやねん」

▽→←後輩の俺から見たあの人たち



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作者名:ごまぽんず | 作成日時:2019年2月6日 21時

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