恋愛奮闘記 (ページ3)

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あいつと私でページ3

デザイン課で玄樹にコテンパンに毒をはかれ疲れ果てて営業課の自分のデスクに戻った

ドタドタと走ってくる足音の先に目線をやればすごいスピードで向かってくる私の後輩

年齢は上だけど転職組で入った安井謙太郎

安井と同期で可愛らしい森田美勇人

安「Aさん！！！今度のコラボの現場行くやつ雑用でもいいからアシスタントで行きたいっす！」

森「俺も行きたいです！」

「突然どうしたの」

買ってきておいたコーヒーを開け飲みながら足を組んだ

安「重岡先輩とAさんが現場行くって聞いて、勉強させてほしくて！！！」

は...？まって、は？

「はぁ！？！現場、重岡もくんの！？」

森「ええっ！？知らなかった感じですか！？」

「初耳や！！！」

安「Aさん！封印してる関西弁出てます！」

「はっ..ごめんごめん、てかその情報誰から」

森「中間部長が言ってました...」

あの唇ゲルゲ...。何考えてるのかな？

「そー、ちょーっと待っててね、その話また後でしようね」

ニッコリ笑えば2人は小さく「ひいっ」と肩を寄せ合い震えていた

カツカツとヒールを鳴らし中間部長のデスクの前に経てば「なんやねん」と言いたいばかりの顔でこちらを見てきた

「あのぉー唇ゲルゲ部長」

中「誰がゲルゲや、ぶっ飛ばされたいんか」

「あっまちがえましたー。中間部長ー？今度の現場、なーーーんで重岡いるんですかぁ？？、」

嫌味ったらしくニコニコしながら問いかけた

中「ああ、それか。お前ら2人トップが行けば他のクライアントの人らも見に来たりするから次の仕事にしやすいかなおもてな。ちなみに、社長命令やから変えられへんからな」

「今だけタメ口で一言よろしいでしょうか？？？」

中「おう、北見やからええで、なんや」

「ほんまぶっ飛ばすぞはこっちのセリフや。なんでライバルと仕事せなあかんねん。」

中「ま、決定事項やからがーんばれ」

肩をぽんぽんと叩き笑みを浮かべてくるから腹が立つほんと

安「Aさん、ほんと重岡先輩に負けるの嫌がるよな...」

森「しょうがないって、比べられてるしよくあの2人は...」

重「戻りましたー。ってなんやこの空気」

安/森「重岡せんぱああああああああい！！！」

重「どないした！？！」

「ほんとゲルゲ部長１回しんでください」

中「え？俺の事憧れる？ありがとうな～」

「あああぁぁぁぁ腹立つ！！！」