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「なんなら…」





ベッドがギシッと音を立てた、小瀧くんが私に覆いかぶさり所謂床ドン状態だからだ





「もう1回、今度はシラフでシてみます?」





目を細め、自分の唇を舐めて髪の毛をかきあげた小瀧くんにドキッとして言葉に詰まった





「い、いやいや!!大丈夫…!!」




「顔赤いし、説得力ないんで。じゃあ、いただきます。」




「えっ、ちょ、まっ…!!!!!」





私の微々たる抵抗は虚しくガッツリ会社に行くギリギリまで行為はしてしまいました。









ぐったりして会社についてデスクワークをしていれば



「おっはよーさん、昨日の記憶マジないんやけど」



重岡がやって来た。



「あー…まあ、私も全然記憶ないわ」


今、このフロアにいるのは私とシゲ。


他のみんなは会議と外回り。



だから今、素で話せてる。




「てか、お前誰と帰ったん?」



「あー……友達」




「はあ!?うそこけや!お前友達俺しかおらんやんけ!」




「はあーーー!?まって、その言い方ひどい!って言いたいけど…ほんまや…私友達…重岡しかおらん…」



ため息をついて項垂れていればフロアの扉が開き




「北見さーんっ!!これ、俺の部屋に忘れてましたよ」



私のデスクに駆け寄ってきてぽん、と置いたのはUSB。

カバンから落ちたんやろな…





「あー、小瀧くんありがとう。これ無くしたらあかんから助かった」




「だーからー!望でええですって!」



「ちょっとまてえええええええええええ!」




重岡が間に割り込み大きい声を出した





「「うるさっ」」



「なん、え?2人、なんでそんな親密なってんや!」

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作者名:ごまぽんず | 作成日時:2019年7月23日 7時

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