普通でお願いします。その2

▽ ページ12

「やっちまった…」






放課後、日直の仕事で遅くまで日誌を書いてて帰ろうと思い下駄箱について外を見れば豪雨



紫耀に連絡しようと思ったのに携帯の電源切れた。


充電器忘れたし、最悪



とりあえず駅まで走るか。





カバンの奥にスマホをなおして私は勢いよく走り出した。





あーーー！やばいやばい！冷たい！！！



夏前やけどこれはやばい！！！





びちゃびちゃになりながら走っていれば突然腕を掴まれた。




「…へ？」




小瀧「何してるんや！！！！」





傘をさして息を切らして怒った顔をしたのんちゃんがいた。



雨がかからないように私を傘の中に入れてくれた。




「え、いや…傘忘れたから…」




小瀧「あほか！風邪ひくやろ！なんで連絡くれへんの？！」



「携帯充電きれた…へっくしゅん！！！！」




小瀧「あああもう！！！俺の家来て！！！こんなんで電車乗せられへんわ！！」



カバンからタオルを出し私の頭にかければそのままのんちゃんの家に向かった。









小瀧「ただいまー。」


小瀧母「おかえ…！！？どないしたんその子！？びちゃびちゃやん！」



「あ、はは…初めまして…」



小瀧「とりあえずシャワー貸してもええ？」




小瀧母「当たり前やろ！！！ほら、おいで！シャワーあびよ！！！」



そのまま小瀧母に引っ張られ私は暖かいシャワーを浴びた。

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