普通でお願いします。その2

▽ ページ17

小瀧side




エリカ「て、てか先輩女で脚にその傷って嫌ですよね〜。」





Aの足を指さし俺でさえ言わんかった大きめの傷を指さした




「別に？勲章〜。私が頑張ってた証やから。かっこよくない？てか、傷の一つや二つ別に」




エリカ「そんな傷あったらお嫁どころか彼氏も引きますよ！」




「あっはは！私そんな心の器ちっさい人と付き合わんし！安心して！え？逆に渡辺さんはそんなキモの小さい男でええの？？すっごいなぁ〜！」




エリカ「……！」




Aの顔からは笑顔が消え




「なんか言い返したいんならどうぞ」



ピシャリといい放った



エリカ「っ…帰る！！！」









勢いよく立ち上がり部屋から出ていけばAは「はあーー」と溜息をつきその場に寝転がった





「ごめん、大事な幼なじみやろ？」





小瀧「べっつに。むしろスッキリしたし、Aが俺の事見てんねんなーって思った」




「…みてないし。」




耳をちょっと赤くしてそっぽ向くAに笑みが零れてしまう



小瀧「ま、そーゆー事にしとく。でもありがとう。」




「ほんまのこと言うてるだけやから！」



小瀧「あと、エリカが傷のことごめん」




「ああ、これ？ホンマに気にしてないし。…だってのんちゃん別に気にならんのやろ？」



小瀧「気にならんに決まってるやろ！……ん？え、それってどういう意味…！」





ーピコン！

と充電してたAのスマホがLINEの通知を告げた。



ああああもう！タイミング！！！！






「クラスのグルチャや。」




小瀧「待って、俺にも来てる。」





"明日、学校休み！振替は夏休みに一日有り"





「あーね。明日昼まで豪雨やから休みにしたんやな交通機関とかの影響で」





小瀧「やっぴーー！めっちゃラッキーやん！Aと長い時間おれる！」

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