普通でお願いします。その2

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のんちゃんの部屋に入ればシンプルで驚いた。


綺麗やし。なんかごちゃあってしてるイメージやった。






先に部屋に入ったのんちゃんがベッドを背もたれにして座り手を広げ








小瀧「おいで。」







と言ってきた。







「え…？いや、よ、横座るよ」




のんちゃんの横に行けば有無を言わさずそのまま引っ張られ抱きしめられた。






「………」





小瀧「………」






いや、なんか話して！！！お願い！気まづい！





「あの、のんちゃん…この状況は…」





小瀧「だって学校で好き言うても無視するもん」



「そらそうやろ！恥ずかしいわ！」



小瀧「今は2人やから言うてもええ？ってか言う。好き」





ぎゅっとさっきより強く抱き締め優しく囁いてくるのんちゃんがなんか色っぽい。





小瀧「大好きやで。なあ、なんで好きになってくれへんの？嫌い？」




「嫌いではない…！！」




小瀧「じゃあ、…好き？」




体を少し離して私の肩を優しく掴み目を合わせた




「…っ…」




確かにドキドキはする…、でもそれは恋愛やない。だって年下やし、弟みたいな存在やし…




小瀧「焦らんでええよ、まっとるいつまでも」





「そんな…これから先たくさんいい人現れるで？」





小瀧「俺の後にも先にもおるのは、Aだけ」




ストレートに伝えてくるのんちゃんにさらに心臓が締め付けられる。






「なんで私…」






小瀧「俺の事、普通の男の子として見てくれてるから。あと口は悪いけど優しいし、強がるとこも可愛いし、ツンデレなところも可愛い。あと何より、俺達の部活のこと考えてくれて動いてくれてる優しい心の人やから」




「スラスラと…よく出てくるなあ…」




小瀧「やって…それぐらい好きやねんもん」





ふにゃんとわらうのんちゃんは可愛かった

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