Criminal～社会人編～ (ページ10)

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小瀧「佐藤に告白されたんやんな、また」

「…うん。でもあの頃とまた答えは変わらんよ」

小瀧「俺が今告白しても…？」

「望も勝利もあのころ女子は周りに私しかおらんかったから、錯覚やって。もっとええ人おるから」

小瀧「なんでAが決めつけんねん！俺が…俺がずっとずっと好きなんはAやねん！ええ加減気づいてや…本気で好きってことに…」

突然抱きしめられ震えている望の身体が冗談ではないことを物語っている。

「望…でも私、ホンマにまだ…恋愛とかわからんから…」

小瀧「ならあの時とは違う。オレももっとアプローチするから。どんだけ振られてもAがええから。」

「…私も、意識はするから…」

小瀧「！！！昔とは反応違う！めちゃめちゃ嬉しい！！！」

半泣き気味の望はぱああっと笑顔になり嬉しそうにしていた。

まあ、たしかに私ももう22になるんやし、そろそろ彼氏ぐらいはね…。

ちゃんと前向きに考えよ。

「ほら、電車乗るで」

小瀧「おん！！」

電車に乗りこみ私は望より1駅先で降りてコンビニに向かった。

大西「あ、Aちゃん！おかえりっ！」

家の前のコンビニの店員の大西流星くん。

かわいい～～～！

「あ、流星くんおつかれ！」

大西「今月でAちゃんに会えるの終わりやねんー…僕就職決まったから～」

「え！？ほんま！？おめでとうやん！なんか奢ろうか？アイス食べる？」

大西「んー、それなら来月入社式終わったらご飯連れてって欲しいなあ！LINE交換して？」

「もちろん！」