お母さんの思い出 ページ12
私は二階に上がり、創ってもらった部屋の方へ向かった。
イ「ここだよ!入ってみて!」
インクが指差した先には、木造のドアで、「Aちゃんの部屋」と書かれた紙が貼り付けられていた。
『そんじゃ早速れっつらGo Toヘブン』
イ「何その変な掛け声」
作「私が考えました」ニュッ
『出てくんな作者!』
中に入って、まず最初に目に飛び込んだのは、大きな壁掛け時計。秒針は、規則正しく時を刻んでいる。次に目に入ったのは、真っ白なシーツが掛けられたベッド。床には、深い緑のカーペット。ベッドの向かい側には、これまた木でできた本棚。全て、私が先程絵で描いたものだ。
『すごい…。本当に出来てる…』
イ「どう?すごいでしょ!」
インクは自慢げに言うが、これは本当にすごい。冗談抜きで。
ーA、ミハル。ご飯の時間よ!ー
ーうふふ、新しい服、似合ってるわ。ー
ーA、ミハルと、仲良くするのよ…ー
この部屋は、今は亡き、お母さん_アカリお母さんを思い出させる。
イ「…Aちゃん?どうかしたの?」
『何でもない、うん、何でもないよ!』
そのとき、一階から、
ク「A先輩、ご飯できたので、一緒に食べますか?」
と言う、クロスの声が聞こえた。インクは名残惜しそうに、
イ「そろそろ帰るよ。また来るね!」
と帰って行った。
ーお母さんが今の私を見たら、悲しむかな?ー
そんな複雑な気持ちを抱いた、今日この頃の私であった。
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チョコ - 最初の家紹介の時のクロス夢主センパイって言ってるけどセンパイじゃなくない? (4月20日 15時) (レス) id: d94904d217 (このIDを非表示/違反報告)
けろじゃよ - その語彙力をください (2022年10月17日 20時) (レス) @page6 id: d72cc64fc5 (このIDを非表示/違反報告)
エンド - 切り株はです^_^ (2022年9月12日 19時) (レス) @page44 id: dc7ea50213 (このIDを非表示/違反報告)
イカノシヲカラ - 第二章でお会いしましょう! (2021年12月11日 13時) (レス) @page50 id: 644fc9bd41 (このIDを非表示/違反報告)
イカノシヲカラ - niさん» 夢主と作者がアップを始めました。←どした急に (2021年12月8日 16時) (レス) id: 644fc9bd41 (このIDを非表示/違反報告)
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