[req]偽装95の裏側 その2 ページ47
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「沖矢さん、拾い終わっ...大丈夫？」
散らばった盗聴器を拾い終わり、赤井さんの方を見ると支柱に頭を預けあからさまに沈んでいた。
生気のない声で返事がきたが、動く気配がない。
ずっとここにいたら不審者扱いされそうだから早く家に行きてぇんだけど･･･
「･･･ボウヤ、Aはなんて言った？」
「その質問に答えたあと動いてくれるならいくらでも答えたいけど、分かってるから聞いてきたんだよね？」
「手厳しいな･･･」
哀愁を含んだ顔で軽く笑った赤井さんは、重い足取りで停めていた車に向かっていった。
無言のまま家に着いた。
話をしようと声をかけるも、あからさまに項垂れている。
「(こんなキャラだったっけ･･･？
というか、赤井さんは明美さんのこと･･･)」
そこまで考えて思考を停止させた。
この問題に口を挟むのはお門違いだと思ったからだ。
「Aさんって安室さんが公安なのどうして知ってるんだろ？」
「･･･我々が部屋に入ったのも気付いていたな」
意を決して話しかけると、きちんとした内容で返ってきた。
「盗聴器を見つけたから確信したっぽかったけど、どうしてボクたちだと思ったんだろ･･･」
「･･･Aの前で盗聴器を使ったことは？」
「そんなの･･･─ッ！」
そうだ、もちろん答えはノーだ。
でもAさんは確実に誰か分かっていた。
オレと、赤井さんと、安室さんの三人だって･･･
「･･･どうやら我々と同じで隠し事が得意なようだ」
「･･･どうするの？
安室さんのことを分かってるんなら、赤井さんのことも知ってるかもしれないよ･･･」
「もしかしたら実は偽名を使う前から知り合いだった線もあるだろう。
まずは彼に確認だな･･･」
「･･･分かった、確認しとくね」
そう告げてソファーから飛び降りる。
「もう帰るのか？」
「うん。
また落ち着いてから連絡ちょうだい」
ツラそうな顔されてたら話しにくいっての･･･
安室さんのことを知ってるんなら、記憶喪失が嘘ってことになる。
そりゃ最初は怪しんだけどさぁ･･･
灰原がなんの警戒もしてないから、こっち側の人間なんだろうけど･･･
そこまで考えてピタリと足を止めた。
もしかしたら、Aさんは灰原に今日のことを言うかもしれない。
そうなったらグチグチ言って来るのは目に見えてる･･･
先に話しておくか･･･
灰原の怒声が飛ぶまで後10分
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THANKS to kyouka様
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はく(プロフ) - あ、油が欲しいんですね（笑）笑いました (2021年8月19日 20時) (
レス) id: 480d828c8e (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - うおおおおおお！！！更新お疲れ様です！有難う御座います！待ってて良かった（泣）嬉しいです！！！ (2021年6月5日 15時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - れもんさん» 一番とか言われたああああああああ!!!!ありがとうございます、テンション上がりました。リクエストは随時募集してますのでお気軽にコメントしてください！ (2021年6月5日 13時) (レス) id: 3814eb06e2 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - 藍琉さん» 嬉しいいいいいいい！応援もありがとうございます！続きも良ければ楽しんでいってください！ (2021年6月5日 13時) (レス) id: 3814eb06e2 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - 紅葉さん» 続きできました！たぶん面白いです！ (2021年6月5日 13時) (レス) id: 3814eb06e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたみや遥
| 作成日時：2018年6月20日 13時
