記憶喪失を装えばどうにかなると高を括ってた【名探偵コナン】

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とある大型商業施設の喫茶店･･･
お昼を食べる気はなかったけど、飲み物と腰を下ろせる場所を求めやってきた。

最近休みがち、というかシフトを減らしてもらってなおかつ土日のどちらかは休みをもらうようになり暇で暇で外に出るようになってしまった。

減らしてもらってるのに外に出るのは意味ないんだけどね･･･
理由は今ちょっと置いといてもらっていいかな？
目の前に広がっている光景について本気で整理したい(ゲン◯ウポーズ)

なんで目の前にウィンドウショッピングしているお妃さんと有希子さんがいらっしゃるんですかね？？？

あたしの記憶が正しければこの時ってまだ赤井さん状態だよね？
あの話の後って０号の試写会ってやつに行くんでしょ？赤井さんに指示出されてたFBIが尾行してましたよね？？？
ホント時系列意味分かんない･･････

そうか！全く関係ない可能性もあるよね！うんうん！！
たまたま有希子さんが帰ってきてるタイミングにお妃さんと出掛けたんだよね！きっとそう！！！


「あの、さっきから見られているようですが」

「というか顔色悪いみたいだけど･･･」


うひょ〜、目の前に別嬪さんが現れたんじゃ〜〜
ちょっと怒ってるお妃さん怖いですぅ


「あ、いえ、その、綺麗な方と可憐な方が仲良くお買い物しているところを眺めて癒しを頂いておりました。
申し訳ありません･･･」

「やだー、そんなに褒めたって何も出ないわよ〜！
あ、席ご一緒してもいいかしら？」

「ちょ、ちょっと有希子！」


いーからいーから、とお妃さんを座らせた有希子さんっょぃ

余計にありえない状態にちょっと待って状態再び


「あなた名前は？」

「えっと、宮原 Aです･･･？」

「Aちゃんね、よろしく！
私は有希子で、こっちが英理ちゃん」

「よ、よろしくお願いします･･･？？」


意味が分からなさすぎて頭にハテナが浮かんでる。
お妃さん助けて、でも責め立てるのはやめてあげて


「いいじゃない！
こんな若い子の悩みは恋愛よね！」


バッチリ決めていただいたウィンクが心に刺さったので優作さん、奥さんください。

呆れてるお妃さんは有希子さんの行動に諦めたようです。
コーヒー頼む姿が様になっとりますなぁ！！


「どんな人に恋しててどんな障害があるのかしら？」

「残念ながら恋の悩みではなくて･･･」


困ったように笑って答えると、残念そうな有希子さんはお妃さんにお叱りを受けていた。

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