偽装95 ページ1
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-ピンポーン
呼び鈴が鳴ったことで目が覚めた。
嗚呼、いつの間にか寝てたのか・・・
覚醒しきれてない頭でぼんやりと思った。
体にムチを打ち洗面所に向かった。
「ハッ、ひっどい顔・・・」
机に置いているモノ達を取りに行き、玄関を開けた。
「おはようございます、ご機嫌はいかがですか?」
「・・・おはよ、Aさん」
「おはようございます」
「あれ?一人足りませんね。
まぁ別にいいですけど」
足を外に出し、扉が閉まってこないようにして沖矢さんの体に思いっきり投げつけた。
「なにが・・・!なにが、「好意を抱いた女性の役に立ちたいだけ」よ!!
これがあなたの好意なの!?ふざけないで!!
何かあったらすぐ電話?しなくてなも外だとコナンくんがコレで把握してるじゃないですか!」
二人の足元に左手で握っていた先セル(※コナン'sメガネの盗聴器部分の名称)と通常タイプの丸型を叩きつけた。
「おかしいと思ったのよ・・・
物件を見に行く時の反応、両親の事故の電話、安室さんのキレイなお顔を触ってしまったこと・・・
後半二件については安室さんがチクらない限りは知ることなんてないでしょう!?
あたしのどこが怪しいっていうのよ!!
ほっぺにちゅーしてきたくせに!!やっぱりハニトラだったんかよクソが!!!!
そりゃあ盗聴器仕掛けてるお気に入りの上着着てなかったら不機嫌になるでしょうね!
全く情報が入ってこないんだから!!!
んなことで顔に出すんじゃねぇよ!!
ここにいない安室さんだってそう!コナンくんの盗聴器がついてない所でした親との電話をしつこく聞いてきた!
てか何徹目かで動揺すんなよ降谷零!!しっかりしろ!!
人が留守の間に入ったのもあんたらでしょ?
自分の身を守るために警戒ね、ごもっともだわ!
あんたらがこんなことしないと過信してたせいでこんな・・・!!
―ッ!もう...あんた達の顔なんて見たくない!
みんな...みんな嫌いよ!!」
頭の中がグチャグチャで何言ってるのかも分からなくなり涙が溢れた。
「沖矢さんなんて大っっ嫌い!!!」
思いっ切りドアを閉めた。
どこのヒステリック女だよ、と思いながら仕事へ向かうギリギリの時間まで泣いた。
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はく(プロフ) - あ、油が欲しいんですね(笑)笑いました (2021年8月19日 20時) (レス) id: 480d828c8e (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - うおおおおおお!!!更新お疲れ様です!有難う御座います!待ってて良かった(泣)嬉しいです!!! (2021年6月5日 15時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - れもんさん» 一番とか言われたああああああああ!!!!ありがとうございます、テンション上がりました。リクエストは随時募集してますのでお気軽にコメントしてください! (2021年6月5日 13時) (レス) id: 3814eb06e2 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - 藍琉さん» 嬉しいいいいいいい!応援もありがとうございます!続きも良ければ楽しんでいってください! (2021年6月5日 13時) (レス) id: 3814eb06e2 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - 紅葉さん» 続きできました!たぶん面白いです! (2021年6月5日 13時) (レス) id: 3814eb06e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2018年6月20日 13時