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それが知っていいことなのならば/3 ページ3
さあ、この人生を終わらせよう。
臭く醜く、それでいて痛い、この生を消し炭にしよう。
今は夜。
空に出ている腐った月と、煙のました黒の空が、それを物語っていた。
そして、あの市から打ち上げられている花火。
それだけで、今は夜なのだと分かる。
ああ、この景色は今しか見れない。
荒廃したこの市も。
それは、なんと美しいのだろう。
俺は縄を手にかけ、クビにとおす。
「…かハっ」
自分で自分の苦しそうな声を聴いたのは、これが最初で最後だ。
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作者名:五木 | 作成日時:2016年12月17日 22時