〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

五分間見つめ合わないと出られない部屋【時透無一郎】 ページ8

夢主side



可愛いなぁ、美形だな、かっこいいな
あれ、目から沢山時透さんが...…
何言ってんだろ私




時透「何見てんの」



「貴方の力で何とかこの部屋から抜け
出せないかと思いまして」


時透「無理でしょ、それで出れたら
とっくにやってるし」


「ですよね！分かってますよ私だっ
て！」


時透「うるさい...。」



相変わらず冷たいな！美男子の癖に！
なんだよ可愛くてかっこいいとか絶対
モテるだろ、意地悪だけど



あー、そう言えば命令出されてたんだっけ







時透「はぁ？五分間見つめ合わないと
出られないとか悪趣味なの？」



「私に言わないでこれ考えた人に言って」



いや血気術使った鬼かもしれないけど




なんて思っていたらすぐ目の前には
時透さんの美しいお顔があった
ちか、ちか！え、息かかるんだけど！



「っ〜〜！」


時透「逸らさないで、じゃないと
出られないでしょ」




嫌そうだけどいきなりやるか！？
普通声かけるよね！準備というものが...



「ときとう.....さ、」


時透「無一郎でいい、名前で呼んで」


「う、で、でも！」


時透「呼んでくれないの？」



じっと私を見つめながら、こてんと
首を傾げる時透さん

それは反則でしょ、なんかこう...ぐっと
くる←



「む、無一郎…君、」


無一郎「うーん、本当は呼び捨てが
いいんだけど、これはこれでいっか」




そう言って、珍しく微笑んだときと、
ごほん


無一郎君




「ばか…」


時透「へぇ、馬鹿......、ね」


「ひっ！ご、ごめんなさい！」


時透「何？」


「ごめんなさいいいいいい！」




正直苦手だったけど、案外優しくて
いい人なんだな、今度ゆっくり話してみた
いな、なんてね

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