〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

半日経たないと出られない部屋【煉獄杏寿郎】 ページ7

煉獄side


俺は、誰もいないこの密室で
1人の女性と二人きり


しかも、前々から想いをよせている
相手だった。


勿論とても幸せだし
切れそうになっている理性を何とか
抑えている状態だ


俺だって男だ、我慢の限界もある




嫌々といつも彼女には逃げられて
しまうが、その度に俺は追いかけてら
日々アタックしているつもりだった



何者かは知らんがこの状況を作った
者に感謝しなければな！


現にそのおかげで





「す、好きな人と二人きりで、しかも
こんなに近くにこられたら誰だって
こうなりますよ！！！」


煉獄「は·····」



君の気持ちを知る事が出来たのだから




「っ！？あ、こ、これはその····じょ、
冗談で、ひぎゃ！」


煉獄「そうか、ああそうか·····」


俺はもう我慢の限界だった




理性を切れさせたのは君だ、責任を
取ってもらおうか





「れ、煉獄さん？」


煉獄「俺達は、両想い、なんだな」



「え、」



煉獄「俺も、君が好きだ」




抱きしめながらそういった俺は
吃驚している彼女を無視して、口付けを
落とした



彼女は何も言わなかったが、俺の背中
に手を回してくれた、それだけで
俺は十分だった








煉獄「開いたな！行くぞ」



「な、て、手！」


煉獄「付き合っているんだ、手を
繋ぐ事くらいいいだろう！」


「貴方はいつも急なんです！」


煉獄「急じゃなければ、いいのか？」


「うっ」

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