〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

耳責めをしないと出られない部屋【宇髄天元】 ページ18

宇髄side



宇髄「俺、これめっちゃ得意なやつだ」


「何勝ち誇った顔してやがるんですか
黙れください」


宇髄「口悪いぞ、旦那様に向かって」


「私の旦那様は煉獄さんです」


宇髄「ふ ざ け ん な」



先程からずっとこの調子だ
こいつが駄々をこね初めてそっから
納得させるには何時もの事ながら悩む
物がある



勿論さっきのは事実で、A
は四人目の嫁だ


相変わらず懐いてはくれないけれど



宇髄「へぇ？嫌々言ってる割には自ら
逃げられない方へ行くんだな」


「は？」


何言ってんだこいつみたいな視線を
向けられたが、後ろは壁、前に俺
勿論絶好なタイミングを逃すわけには
いかない


俺はAにより近付き、顔の横に
手をドンっと押し付けた
あー、いい眺め、びくびくしてて
癖になるわ


宇髄「可愛いなぁ、怖いの？」


「うる、さ、怖くないし！」


そうは言っても顔は涙目
その反論は逆効果だ


宇髄「逃げられないの、分かってるか？
しかもその表情、誘ってるようにしか
見えねーよ」


「っ…」


少し低めの声で問い詰める
仕舞いには涙をポロポロと流し始めた
A


宇髄「っ！？ば、泣くなよ！どう
したんだよ！」



気付いたら扉も開いていて
命令については多分達成したんだろう
でも今はそれどころではない



「ひっ、く…だって、宇髄さん何時も
と、違うじ、声、ひぐいじ」


おいおいと泣来ながらそう言った


宇髄「あー悪かった、怖かったな、
よしよし」


こいつにはまだ早かったかなー
なんて思っていたら


「こ、怖かったけど、か、かっこよ
くて心臓ドキドキした、訳わかんな
かったから、これは、その」


宇髄「……」



なぁ？お前それ無自覚なの？
襲っていいってこと？襲っていいって
言ってるんだよな？そうだよな？


理性切れさせた責任、とれよ



俺はもう一度、耳元に向けてふーっと
息をかけてみる



「ひっ！」



やべぇ、ぞくっとした←



可愛い



もー我慢する必要ないよな



宇髄「なぁ」


「んや、何考えて、命令もう達成した
でしょ！？」


宇髄「るせぇよ、もうちと楽しませて
くんね？」



ビクビクと反応するAが
癖になる、この後俺は無理やり接吻
して、次第に抵抗も無くなったので




宇髄「頂きます」


「か、勝手にどーぞ」


そうつんけんしながら言うけど
顔、嬉しそうだったぞ？

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