出処2 ページ26
｢そ、それよりボク、チョロ松兄さんとのデートの話聞きたいなぁ？｣
『え、デート？…う〜ん』
実はまだ昨日チョロ松君が言った言葉を忘れられないでいる。
チョロ松君は…皆は、私のことをちゃんと見てくれるんだ。そのことが嬉しくて、まだずっと脳裏に焼き付いている。
たぶん、私は皆のことを一生忘れないだろう。
『……ふふ、チョロ松君、昨日は可愛かったね』
｢え……ええええぇぇぇええ！？！？｣
｢チョ、チョロ松、昨日ハニーと何かあったのか！？｣
｢まさかセ○ロス！？｣
｢ウソでしょ…チョロ松兄さん、クソダサいデートなんじゃなかったの…？｣
｢ちょ、Aちゃんっ！
っていうかトド松！クソダサいデートって何だよ！！｣
……あ、これは争いが起きる予感。
まぁ何も間違ったことは言ってないよね。
｢で！？チョロ松！何したのか吐け〜！｣
｢いてててて！痛い、ギブ！ギブギブ！｣
チョロ松君はおそ松に技を決められ、苦しそうにもがいている。
…何かしたのはチョロ松君じゃなくて私側なんだけどな。
｢その…、……キ…｣
｢キ！？｣
｢キ……………っ｣
｢おい！言いかけて途中で悶えるのやめろやっ！｣
ちょっと火種が大きすぎたか。
顔を真っ赤にしているチョロ松君も眼福ものだけど、このままだと私にまで飛び火する気がする。
…チョロ松君の頬にキスしたことがバレたら、｢ズルい！俺も！｣とか言ってくるに違いない。
ここは話題を変えるのがベストだ。
『……』
チョロ松君に目でサインを送る。
…どうやら奇跡的にも意図を読みとってくれたようで、チョロ松君は切り替えたかのように無表情になった。
これで話の流れを変えてくれるはず…！
そう思ったけど
｢……あのさ、押入れに僕のじゃないポスターが置いてあったんだけど、あれ誰の？｣
……チョロ松は話の転換が絶望的に下手だった。
｢おい！どんな話の変え方だよ！｣
｢いや、割と大きめのポスターだったんだよね。
僕意外にポスター買う人いたんだって思ったんだけど。｣
｢うわー…チョロ松兄さん、淡々としてるね。淡々と貫き通してるね。｣
｢それはお前も人のこと言えないぞ、トド松。お前も割と淡々としてるとこあるからね？
何その絶妙に気になる話…！お前らお兄ちゃんに何か隠し事してんのか〜？｣
おそ松は兄弟のことは何でも知りたい特性だったらしい。これは何とかなりそうだ。
＝＝＝
皆様、いつもコメントありがとうございます。死ぬほど喜んでます。
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milk - 本当に面白い！！この作品は完結がもの凄く気になります…！！続き待ってます！！ (2022年8月26日 22時) (
レス) @page47 id: 1d931b58b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます (2022年8月18日 17時) (レス) @page47 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
一樺(プロフ) - 続き凄く見たいです…もう更新されないんですかね？？ (2020年11月28日 16時) (レス) id: e734b1c435 (このIDを非表示/違反報告)
星猫(プロフ) - 続き見たい早く気になる (2020年11月14日 16時) (レス) id: 7ce7f2c2ab (このIDを非表示/違反報告)
Nori(プロフ) - なり金さん» 再びコメントありがとうございます(*´ `)小鳥が飛び立ったシーンでしょうか？差し支えなければ教えてください…笑カラ松パートでの課題はカラ松語なんですよね。未だに分からない笑 (2020年6月23日 16時) (レス) id: f050346503 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nori | 作成日時：2020年3月10日 17時
