どうしようもないヌナ・・LT・・

彼女の部屋２　　ＬＴ ページ20

ワインが空になってから、
本来彼女の為にキュヒョンから奪った事を思い出す。

あげるつもりが一緒に飲んじゃったけど、
喜んでたし、美味しそうに結構飲んでたし、いいか←

A「あ、帰る？」

え？帰れって？

「まだ、ビール飲むでしょ？
俺も、そのすっごく冷えたビール飲んでみたい笑」

ここでビールとか、酔いがまわるよ〜？と言いながら
俺にも一本持ってきてくれる。

キンキンに冷えたビールはかき氷を食べたときみたいに
頭にがキーンとしそうなほどだった。

でも、うまい！

さっきまで、それほど感じていなかった酔いも、
何だか一気にまわってきた。

彼女も同じなのか、さっきよりも良く笑うし、
良くしゃべる笑。
今なら訊ける？

「このワイン何か思い出ででもあるの？」

今日、ワインをあけてからずっと気になっていた事を訊く。

A「思い出？あるよ笑」

やっぱり・・・。
「訊いてもいい？」

A「いいけど、大した話じゃないよ？
前に付き合ってた人と飲んだ事あるってだけ。」

「今は別れちゃった？」

A「ふふ。もう随分前に！」

「それで、思い出のワインだったから飲みたかったの？」

A「んー？それは違うかな。美味しかった記憶があって、
毎年飲みたいなって思ってたけど、当然手に入らなくて・・・。
今日飲んで、その時の思い出を思い出した感じ？」

そういうと、彼女は別の部屋へ行ってしまった。

やっぱり、訊いたらマズかった？
怒った？
泣かせた？

と思ったけど・・・違った。
着替えた彼女が戻ってきた。

A「はぁ〜、やっぱり部屋着が一番！！！」

そういいながら、またビールを手にする。

「そんなに飲むから、嫌われたんじゃない笑」

A「それはない！！私がこうなったのはここに来てから笑。」

部屋着になって更にリラックスしたのか、
酔っ払ってきたのか、
外で見る彼女とは違って、ちょっとだらしない姿勢で
「これ、毎日欠かさず見てるから」
と言って、普通にテレビを付ける。

完全におうちモードになってる笑

自分も試しにソファにだらりと身を預けてみると、
なんともいえない心地よさ笑

ロータイプだから、このまま寝れそう←

彼女がおうちモードになって、真剣にテレビ見てる。

俺の存知忘れてませんかー？

と思ったけど、一緒にダラダラしてたら、
逆にそんな雰囲気も居心地が良くなってきた。

帰ろうと思えばすぐに帰れるし、
気が済むまでダラダラしよう笑

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