どうしようもないヌナ・・LT・・

彼女の部屋　　ＬＴ ページ18

鞄の中のこともあるし、
ちょっと不安になりながら彼女の部屋に足を踏み入れる。

意外と綺麗笑。

というか、あまり物がない。

造りは水周りが反対になっているから、配置が逆なだけで、俺の部屋と同じだ。

広いリビングには大き目のラグに

ロータイプのコーナーソファとテーブルを挟んでテレビが置いてある。

え？？冷蔵庫？？

普通キッチンにあるはずの物がリビングにある・・・？

あとは大きいメタルラックがあるだけのシンプルな部屋。

インテリア的なものは何もない。

彼女が戻ってきて、
すぐにワインをあける。

一口飲むと、彼女は幸せそうに笑って、
何かを考え込むようにワインを見つめる。

少し珍しいワインを飲めた満足感？？
それとも、必死に飲みたがっていたのには違う理由がある？

まだ、名前すら知らない彼女の心を覗こうとしても、
それは無理な話で、

取り合えず自己紹介から・・・。

飲みながらいろいろと質問していく。

相変わらす目線はほとんどワインだけど笑

「え？年上？」

A「当然そうでしょうね。」

「見えないって言われない？？」

A「笑。え？あんまり言われないけど。」

絶対見えないのに！

A「というか、最近年齢なんて聞かれてない笑」

「？？」

A「会社行って、帰ってくるだけだし、
会社の人は私の年知ってるし。聞かれない。」

「そういうことか笑
どうしてこの部屋だけ鍵なの？」

そして、ちょっと変わり者のおじさんの事を聞く。

「じゃ、ただで住んでるの？」

A「笑。一応管理費と光熱費は払ってるよ。
管理費だけでも私みたいなただのＯＬには、普通の家賃くらいするけど・・・？」

お嬢様じゃなかったか笑

ワインが半分くらいになった所で彼女が立ち上がる。

メタルラックの籠の中に身に着けていたアクセサリーをとって投げ入れる。
ネックレスとか、絡まりそう笑

そのまま冷蔵庫に向かって、ビールを３本冷凍庫へ入れる。

「そこ冷凍庫だよね？」

A「うん。そうだけど。笑。私、すっごい冷えたビールが好きなの！
だから、飲む前は必ず冷凍庫に入れる笑」

「まだ、飲むんだ笑」

A「だよね？ちょっと引くよね？
自分でも分ってるんだけど・・・、あ、大丈夫、泣いたり、襲ったり←しないから笑
身の危険を感じたらすぐ逃げて！！家、隣だし笑。」


お酒飲む女の子を知らないわけじゃないけど、
結構すごい笑

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