どうしようもないヌナ・・LT・・

私の日課　　you ページ1

私の毎日の日課、
車出勤の私はお財布だけを裸でもち、
コンビニで、コーヒーとタバコを買う。

毎朝決まった時間に、決まったものを買うから
私がレジに来ると、何も言わずに私のタバコがでてくる。

いつもの様に、決まったコーヒーを手にレジに向かうと
なにやら、男性客が従業員に詰め寄っている？

この朝の時間帯はただだでさえ２人しか従業員はいないのに、
その二人を捕まえて、訴えている様子。

早くして〜、時間無いよ〜！
朝は一分一秒の戦いなんだよ〜。

と、ちょっとイライラしながら待つ。

男性客「あ、コレです！！」

「え？」

私のサイフを指差す。

何？何？

男性客「もしかして、エルプ？？
いや、エルプはこんなことしないか・・・。
こういうの、困るんですよね！」

だから、何が？

男性客は素早く私からサイフを奪う。

ちょっ、私のサイフ・・・・。

奪うと同時に中身を確認？する。

男性客「あ・・・・。」

従業員A「あー、すいません。ごめんなさい。」

と、叫びながら事務所に入って行ったかと思うと、
私と同じサイフを手に出てきた。

従業員A「お客様のおサイフ、こちらですよね？？
私勘違いしてしまったようで・・・、本当に申し訳ございません。」

男性客に私と同じサイフを手渡す。

男性客「あの・・・、大変失礼しました。
実はあなたと同じサイフを持っていて、
あの・・、たった今ここで買い物して、置き忘れてしまって・・・、
すぐに戻ったんですが・・・、その・・・、勘違いしてしまって・・、

なんとお詫びを言っていいか。
本当に申し訳ありません。」

男性客は深々と頭を下げてたったさっき、私から奪った財布を丁寧に両手で差し出す。

なんとなく、事情は分った気がするし、
こんなに丁寧にお詫びを言われては、怒るに怒れない。

それより、私には時間が無い。
のんびりしてたら遅刻しちゃう。

「だ、大丈夫ですよ！
おサイフあって良かったですね？
私、急ぎますので。」

そう言って、コーヒーをレジに置く。

男性客はもう一度私に深々と頭をさげて、
コンビニの従業員にも「ご迷惑おかけしました」と頭を下げ、出て行った。

従業員A「本当にごめんなさい。私が他のレジしている間にお客様が来られて、
忘れていったのかと思って、」

常連の私のおサイフを覚えていてくれたらしい。

従業員A「でも、さっきの人、イトゥクですよね？」

従業員B「やっぱり、そうだよね？？まさか、ここに来るなんて。
すごいラッキー」

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