七つの大罪 (ページ10)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:12,018 hit

10話ページ10

黒「どういうことっすか？
　意味分かんないんですけど...」

桃「俺も...
　奥さんと娘さんの話おじさんからしたのに。」

黄「何か言いたくない事情でもあるんじゃないか？」

緑「あまり家庭のことは聞かない方が良いかもね。」

4人は店主の家庭の事情が気にはなったものの、あまり深追いしない方が良いという結論に至った。

店「そういえば、兄ちゃんたちの名前とか聞いてねえな。」

緑「あっ！
　そうですね！
　僕は阿部亮平です。
　そしてこっちから順番に、岩本照、佐久間大介、目黒蓮です。」

3人「お世話になります。」

店「よろしくな！
　じゃあ、2人接客で、1人皿洗い頼む。」

桃「あれ？
　もう1人は？」

店「ん？
　全員働いてもらったら、仲間捜しに行く奴いなくなるだろ？」

桃「！！
　確かに！
　ありがとう、おじさん！」

佐久間は礼を述べると同時に店主に抱きつき、それを見た阿部は少し慌て、佐久間を引きはがしていた。

緑「ちょっと、佐久間！
　すみません！
　気を遣っていただきありがとうございます！」

店「いいってことよ！
　仲間早く見つかると良いな！」

4人「はい！
　ありがとうございます！」

黄「そういえば、今お店開店してるんですよね？
　こんなに俺ら話し込んでしまって大丈夫ですか？」

店「ああ、この時間帯はあまり客来ないから大丈夫だ！」

阿部がキョロキョロと周りを見ると壁に掛けてあった時計が丁度5時を指していた。

黄「じゃあ、役割分担しよう。
　目黒と阿部は接客、佐久間は皿洗い、そして俺はふっかを探しに行こうと思うんだが、
　それでいいか？」

桃「佐久間大丈夫であります！！」

緑「俺も大丈夫だよ。」

黒「俺も大丈夫です。」

黄「よし。
　なるべく情報取ってこれるように頑張るから、おまえらも頑張れよ！」

岩本が拳を前に出すと他の3人も同じように出し、つきあわせた。