1話 ページ1
「...く..ま..」
「....佐久間!!!」
桃「..っ!!」
誰かに呼ばれる声が頭に響き、佐久間が目を覚ますと男性がのぞき込んでいた。
桃「...バケモノ(ボソッ」
紫「誰がバケモノだ!!!
とりあえず起きて、皆待ってるから。」
佐久間が体を起こし、周りを見渡してみると、見覚えのない部屋の中央に見覚えのある面子が集まっていた。
橙「あっ!
佐久間くん起きたんや、おはよう!!!」
桃「おはよう、康二!
てか、ここどこ?何で俺たちここにいるの?」
仲間たちの顔を見渡すが、皆よく分かっていないような表情だった。
緑「さあ、分かんない。
皆気づいたらここにいたから。」
黒「知らない家だし何か俺たちがここにいるヒントになるもの無いか、目が覚めた人たちから
順番に部屋の中見てたんです。」
白「で、ここリビングっぽいから何か手がかりとか無いかなあと思って探ってたら、こんなもの見つけたの。」
ラウールが指さした方を見ると、皆が囲んでいた机の上に真っ黒い箱と1枚の紙が乗っていた。
紫「これ、読んで。」
桃「わ、分かった。」
いまいち状況が理解できず頭の中がプチパニックを起こしていたが、深澤に机の上にあった紙を渡されたので、とりあえず目を通してみることにした。
そこには...
“SnowMan様
今からあなた方はゲームに参加します。
拒否権無いです。
皆で頑張って生き残りましょう!!!!!!!!!”
と書いてあった。
桃「...何これ?
意味分かんない。
日本語おかしいし。」
黄「それ見て、皆で何か変な事件に巻き込まれたんじゃねえかって話してたんだよ。」
桃「...事件。
!!!じゃあ、警察とかに連絡した方が、」
青「無理。」
桃「えっ?」
赤「スマホ、誰も持ってないんだ。
それに、ドアも窓も開かない。」
桃「...そんな。」
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作者名:クロ | 作成日時:2020年12月11日 1時