313. もういいや ページ33
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そうだ、そうだ、そうだった！
「そりゃそうだよ(笑)初日からいきなり呼び捨てなんだもん(苦笑)」
「だから！(笑)緊張してて、“さん”付け忘れたんだっつの！」
あの日の違和感と、その謎がやっと解けてすっきりした(笑)
「で、いまさら“さん付け”もなあ･･･って。どうせドSって言われてるし･･･って、そのまま呼び捨てすることにしたんだよ(苦笑)」
そうだったんだ･･･4か月目にして真相解明だ(笑)
「で、それから2か月ちょっとで、やっと下の名前で呼べるようになった･･･」
目を細めて私を見る翔くんに、きゅんとなる。
「なあ、天野？」
「なんですか？」
「天野？」
「ふふっ(笑)なんか、翔くんに苗字で呼ばれると、自然と敬語になっちゃう(笑)
「天野･･･」
「も〜、なあに？(笑)これ、なにごっこ？(笑)あ、私も部長って呼んだほうがいいのかな？(笑)」
突然苗字で呼び出した翔くんの意図が分からなくて、笑ってしまう。
「櫻井部長？」
その言葉に、翔くんはまたフッと笑う。
「なんだよ、天野(笑)」
会社ごっこなのかな？(笑)
「俺、おまえに部長って呼ばれるのも、櫻井部長って呼ばれるのも、櫻井さん･･･って呼ばれるのも、どれも好きだよ。」
私をまっすぐ見つめて、翔くんがそんなことを言う。
「私も、天野って呼ばれるのも、Aって呼ばれるのも･･･どっちも好き、ですよ？あ、敬語になっちゃった(笑)」
それを聞いた翔くんは、フハッて笑って時計を見る。
「お。日付変わった。」
「ホントだー。」
「6年経ったかあ･･･ということは、これから7年目ってことだな。」
「ラッキーセブン(笑)いいことあるかもしれないよ？(笑)」
「そ？じゃあ･･･いいことがあるって信じて･･･」
そう言って、胸の下あたりを押さえた翔くんは、はあっ･･･ってゆっくりと息を吐くと、
「俺、天野って呼ぶのは、もういいや。」
突然、そんなことを言った。
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ゆん*(プロフ) - あきさん» お待ちいただき、ありがとうございます！PCも新しくなったので、どんどん更新していきまーっす♪ (2014年9月25日 21時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - 莉央さん» ハラハラありがとうございます！第8章もよろしくお願いいたしまーす♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - えなりんさん» 嬉しいです♪ありがとうございます！続きもどうぞお楽しみくださいね☆ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - しずくさん» まとめてお返事☆何度も読み返していただくなんて、とっても嬉しいです♪まだもう少し続きますので、どうぞお楽しみに！ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - Aさん» わざわざ登録いただいて、ありがとうございます！嬉しいです♪残りのお話もお楽しみいただけると嬉しいです♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年8月12日 23時
