284. バレるまでは ページ4
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私の呼びかけに、翔くんが私をジッと見る。
「私ね･･･バレたらバレたで、いいと思ってるよ？」
「･･･えっ！？でも、おまえ･･･」
「たしかに、進んでバラそうとは･･･思ってないよ？でも･･･」
心配そうな顔で私を見る翔くんに、胸が痛む。
「別に･･･悪いことしてるわけじゃないし･･･隠さなきゃならないような人と付き合ってるわけじゃ、ないもん。」
そうなの。
単に、嫉妬が怖くてバレたらイヤだなとは思ってたけど･･･
もし、たとえ、バレて嫉妬されて、もしかしたら嫌がらせされちゃったりしたとしても、
翔くんが、ちゃんと私のことを守ってくれるんじゃないか･･･って、なんだか安心してしまう自分に気付いたの。
もちろん、嫌がらせをされるのは、イヤ。
だけど、社内恋愛が禁止ではない以上、バレても翔くんに迷惑がかかることはないと思ってる。
これがたとえば相手が潤くんだった場合は、ちょっと状況が変わる。
というのも、潤くんは、女の子と接する仕事が多いから、もしかしたら何かしらの影響があるかもしれない。
けど、翔くんは、システム部以外では、企画部とちょこっと仕事をすることはあっても、一緒にやってるディレクターは男の子ばかりだし、さほど影響があるとは思えないから。
元々、最初から社内の女の子には厳しく当たってた人だ。
どちらかというと、私がチクチク言われることはあったとしても、翔くんを悪く言う人はいないだろう。
そう思ったら、なんだか気持ちが軽くなってる自分に気付いたの。
「翔くんにはあんまり影響なさそうだし？私がもしもいじめられても･･･翔くんだけは味方でいてくれるでしょ？」
そうだよ。
上司が味方でいてくれるなら、困ることなんて何もないもの。
「バーカ(笑)当たり前だろ？万が一、バレて、いじめられることがあったとしても、おまえは俺が全力で守ってやるよ。」
ほら。
その言葉だけで十分。
ドキドキする胸の鼓動を感じながら、
「フフッ。翔くん、大好き。だから、もしバレちゃっても頑張れるよ(笑)」
そう言って笑うと、翔くんは、
「その気持ちだけで、十分嬉しいよ。だから･･･バレるまでは、内緒の社内恋愛、楽しもうぜ？」
って言った後、フッと色っぽい顔をして、
「だって･･･そうしないと、資料室で、あんなことやこんなこと、できねえじゃん？(笑)」
ってニヤリと笑った。
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ゆん*(プロフ) - あきさん» お待ちいただき、ありがとうございます！PCも新しくなったので、どんどん更新していきまーっす♪ (2014年9月25日 21時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - 莉央さん» ハラハラありがとうございます！第8章もよろしくお願いいたしまーす♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - えなりんさん» 嬉しいです♪ありがとうございます！続きもどうぞお楽しみくださいね☆ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - しずくさん» まとめてお返事☆何度も読み返していただくなんて、とっても嬉しいです♪まだもう少し続きますので、どうぞお楽しみに！ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - Aさん» わざわざ登録いただいて、ありがとうございます！嬉しいです♪残りのお話もお楽しみいただけると嬉しいです♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年8月12日 23時
