305. テーマパーク ページ25
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相変わらず褒め上手な翔くんは、戻ってきた私を見て、
「その浴衣も似合うな。」
温泉で貸してくれた浴衣まで褒めてくれた(笑)
「念願の道後温泉本館は、どうだった？」
「もーーー、最高でしたっ！」
そう言って、翔くんの隣に腰を下ろしてぎゅうっと抱きつく。
「翔くん。連れてきてくれて、ありがとう！！」
そのままほっぺにキスをしてお礼を言うと、
「おまえの喜ぶ顔が見れて、俺もすっげえ嬉しいよ？」
って、私の唇にキスをした。
廊下のざわめきを聞きながら、ふたりでゆるりと抱き合って、甘い甘いキスをする。
それからゆっくりと唇を離して、お互い目を合わせて微笑むと、
「お茶、飲む？団子もあるよ？(笑)」
そう言って、テーブルの上を指差した。
お茶と団子をいただきながら、お風呂上りにゆったりとした気分を味わった私たちは、若干後ろ髪を引かれつつも、道後温泉本館を後にした。
行きと同じように徒歩で旅館へと戻ると、今度はお出かけの支度をして、もう一度部屋を出る。
「車は夕方な？」
そう言って、私の手を取った翔くんは、
「こうして手をつなぎながらゆっくり散歩もいいだろ？」
って、笑う。
それから、私たちは、
ぎやまんガラス美術館に行ったり、坊ちゃん列車に乗ったり、途中でまた足湯に浸かったりしながら、なんだかんだと道後温泉の周りで観光を楽しんだ。
「さすが観光地というか･･･この地域だけでも結構楽しめちゃうんだね？」
「だろ？こうなってくると、街全体がテーマパークみたいなもんだよな(笑)」
なにかしら覗いては、つまみ食いをして、足湯に浸かる。
そんなことを繰り返していたら、あっという間に日が落ちてきた。
「そろそろ帰るか･･･」
旅館に戻りがてら、ハイカラ通りでお土産やさんを覗く。
「潤くんに、お土産買ってこ(笑)」
ふたりであーだこーだと言いながら選ぶのも楽しくて、あっという間に時間が経っていく。
そうして、ようやく旅館に帰り着く頃には、夕飯の時間になっていて、
「あー･･･しまったー･･･」
時計を見てそうつぶやいた翔くんは、ちょっと･･･ううん。かなり困った顔をしていた。
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ゆん*(プロフ) - あきさん» お待ちいただき、ありがとうございます！PCも新しくなったので、どんどん更新していきまーっす♪ (2014年9月25日 21時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - 莉央さん» ハラハラありがとうございます！第8章もよろしくお願いいたしまーす♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - えなりんさん» 嬉しいです♪ありがとうございます！続きもどうぞお楽しみくださいね☆ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - しずくさん» まとめてお返事☆何度も読み返していただくなんて、とっても嬉しいです♪まだもう少し続きますので、どうぞお楽しみに！ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - Aさん» わざわざ登録いただいて、ありがとうございます！嬉しいです♪残りのお話もお楽しみいただけると嬉しいです♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年8月12日 23時
