291. ベタなとこ -追加更新- ページ11
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車に戻った私たちは、次の目的地に向かう。
「気持ちよかったね！」
「そうだな。意外と人も少なかったしなー。」
「ふふ。楽しかった！」
そんな私を横目で見て微笑んだ翔くんが、
「次は、ベタなとこな(笑)」
って苦笑いするから、
苦笑いするくらいベタなとこってなんだろう？
って･･･逆に楽しみになってくる(笑)
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恋人岬
その看板を見て、急に恥ずかしくなる。
「な？ベタだろ？」
心なしか、翔くんも恥ずかしそうな顔で私を見るから、
「なんか･･･改めて言葉にされると、照れちゃうね(笑)」
そんなことを言い合いながらも、たまたま誰もいなかったこともあって、そこからしばらく海を眺めた。
翔くんが、そんな私を何枚か写真に納めて満足そうにしてたから、私もそのカメラを借りて、翔くんを撮る。
それから、ふたりで、撮ったばかりの写真を確認しながら、クスクスと笑っていると、
「お撮りしましょうか？」
って後ろから声をかけられた。
ふと振り返ると、そこに立っていたのは、一組のカップルで、
「じゃあ･･･お言葉に甘えて、お願いしてもいいですか？」
そう言って、翔くんが彼氏さんのほうにカメラを渡すと、
「あ、カメラは彼女のほうが詳しいので(笑)」
彼氏さんは、隣にいた彼女さんにカメラを渡した。
せっかくだから、と(笑)
恋人岬と書かれたモニュメントの前に立つ。
不意に肩を抱かれて、ドキンと胸が鳴る。
ふと翔くんを見上げると、翔くんは優しい顔で私を見てる。
「あー、ふたりとも、すごくいい顔してる！」
その声で彼女さんに顔を向けると、
「勝手に撮るんで、好きなようにしていいですよー(笑)」
なんて言っている(笑)
その言葉に、えー、なんて困惑しながらも、ふたりで顔を見合わせて笑ったり、彼女さんに視線を向けたりしてたんだけど･･･
翔くんが、私の髪を撫でながら、ものすごく優しい顔で私を見てることに気が付いたのと同時に、
「キスしちゃってもいーですよー？」
彼女さんにそんなことを言われて、戸惑っていると、
「A･･･」
すっかり甘い顔をした翔くんが近付いてきて、
「翔、く･･･」
翔くん、って言い終わる前に、翔くんの唇が重ねられた。
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ゆん*(プロフ) - あきさん» お待ちいただき、ありがとうございます！PCも新しくなったので、どんどん更新していきまーっす♪ (2014年9月25日 21時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - 莉央さん» ハラハラありがとうございます！第8章もよろしくお願いいたしまーす♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - えなりんさん» 嬉しいです♪ありがとうございます！続きもどうぞお楽しみくださいね☆ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - しずくさん» まとめてお返事☆何度も読み返していただくなんて、とっても嬉しいです♪まだもう少し続きますので、どうぞお楽しみに！ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - Aさん» わざわざ登録いただいて、ありがとうございます！嬉しいです♪残りのお話もお楽しみいただけると嬉しいです♪ (2014年9月25日 21時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年8月12日 23時
