42. 豪華な景品 ページ42
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会場に戻ると、メインイベントの大抽選会が行われていた。
受付時に配られた番号札と同じ番号が出たら当たり･･･というシンプルな抽選会だけど、
景品が豪華だから毎年盛り上がるって、愛乃ちゃんも言ってたっけ。
司会をする部長を見つめながら、後ろのほうで壁に寄りかかってビールを飲んでいると、
「Aちゃん。」
ワイングラスを持った潤くんがやってきた。
「あ･･･潤くん。」
みんな抽選会に夢中で前のほうに集まっているため、私たちのいるところになんて誰もいやしない。
だから、周りを気にせずオフモードでしゃべり始めた。
「盛り上がってるね。」
「抽選会ってさ、パーティの一番最後のイベントだから、お酒もだいぶ回ってるし、妙にハイテンションなんだよね(笑)」
「そうみたいね･･･(笑)」
壇上で訳の分からないことを叫びながら、みんなに投げキッスをしてる相葉さんを見ながら、クスリと笑う。
「相葉さん、あんなのもらっても一緒に行く相手がいないのに(苦笑)」
相葉さんが当たったのは、『ペアの箱根温泉旅行』。
「え？相葉さんって、彼女いそうなのに･･･」
「うーん･･･好きな子はいるみたいなんだけどね･･･」
「っていうか、我が社のイケメンたちは、モテモテなのにみんな意外と一途なんですね(笑)」
部長はもちろん、潤くんも、社長も、大野さんも･･･おまけに相葉さんまでそうだなんて･･･
彼らは、私がイケメンに抱いていた偏見を見事に覆した。
ブルーレイレコーダーとか、42型テレビとか、高級ホテルのペアお食事券とか、確かに景品が豪華だ。
「あの景品って、全部経費？」
「うーん･･･半分くらいはね。残りは今日来てくれてるゲストの会社からの贈り物なんだ。」
みんな、景気いいんだな･･･。
「潤くんは、今まで何か当たったことある？」
「あるよ。」
「なにが当たったの？」
「箱根温泉旅行。」
「え！いいな！！」
思わず食いついた私を見て、プハって笑った潤くんは、
「Aちゃんと行ったとこね。最初は景品で行ったとこなの。で、気に入っちゃって。」
そう言われたら、一つ気になることができた。
「誰と行ったの？景品ってことは、ペアだよね？(笑)」
私のその言葉に、一瞬笑った顔を真顔に戻した潤くんは、
「ああ･･･」
って、ちょっと溜めた後で、私の耳元に顔を近づけると、
「翔くん(笑)」
って言った(笑)。
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ゆん*(プロフ) - ゆりんさん» コメントありがとうございます！ドキドキありがとうございます♪これからも楽しんでいただけると嬉しいです☆ (2014年12月7日 17時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりん(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！！もう翔さんヤバすぎます！！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 850376e816 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ドキドキが止まりません！ (2014年6月6日 18時) (レス) id: 84be6edf25 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - ゆん*さん» 1章終わりましたねぇ〜…(*´艸｀) 翔さんやばいですよ、ほんとに!ちらっと次の章見てきましたが…あわわわわわ(゜Д゜；≡；゜Д゜)心を鍛えておきます(笑) では、移行後に失礼しました! (2014年5月20日 18時) (携帯から) (レス) id: 24dd3bbca5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ayuさん» 一気読みありがとうございます！！嬉しいです♪いいでしょ〜？部長、いいですよね〜って、自画自賛してすいません（笑）私の妄想で喜んでいただけて、とっても嬉しいです！これからも色気全開でお届けしたいと思います！ (2014年5月18日 19時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年4月30日 22時
