40. 一人掛けソファ ページ40
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完全なる不注意なので、慌てて顔を上げながら謝る。
「す、すみません･･････あ･･･。」
すると、私を見下ろしていたのは櫻井部長で、
「･･････酔ってんの？」
不機嫌そうな顔でそう言った。
「いえ･･･」
「どこ行くの？」
「あ･･･お手洗いに行こうと･･･」
そこまで言うと、
「トイレ過ぎてるけど？」
あ･･･足元しか見てなくて気付かないうちに、確かにトイレは過ぎていて･･･
「･･････」
そんな私の手首を掴んだ櫻井部長は、無言で私を引っ張ると、さっき部長と大野さんを見たところを通り過ぎ、
そのまま司会の控え室に入った。
「･･････んっ･･･」
私を引っ張ったまま部屋の中ほどまで来た部長は、私をぐいっと引き寄せると、
片手を背中に、もう一方の手で私の後頭部を固定して、噛み付くようにキスをした。
何度も何度も角度を変えて繰り返されるそのキスに、あっという間に頭がボーっとしてくる。
やがて唇を割って舌が入ってくる頃には、
「ァ･･････んんっ･･･」
私は甘い吐息を漏らしていて、いつのまにか夢中になって舌を絡ませていた。
それから少しの間、その激しい口付けとは裏腹に、ゆっくりと背中をなでられながら、
静かな部屋の中でお互いの吐息と唇が奏でる音だけが響いていたけれど、
「ハァ･･････」
部長が色っぽい吐息とともに唇を離すと、私はそのままくるりと後ろを向かされて、
そこにあった、背もたれつきの一人掛けソファに膝立ちで座らされた。
「えっ･･･？」
膝立ちのまま、顔だけ後ろに向けて部長を見ると、
「あのエ ロオヤジ･･････」
部長の顔は不機嫌なときの顔をしていて、
「俺が消毒してやる。」
そう言って、背中にゆっくりと唇を這わせた。
「あッ･･････あ･･････」
柔らかい唇が背中に触れるたびに、私の口から声が漏れる。
それが、唇から舌に変わると、つうーっと舌が通った後が空気に触れてひんやりとする。
そうなるともう、背中を起点として体中に電流が走り、私の声も止まらなくなる。
「ああ･･･いい声。」
満足そうにそう言った部長は、背中のホックを外してファスナーを下ろすと、
背中の端や腰にチュウっと強く吸い付く。
「ッ･･･」
その強弱をつけられた刺激のせいで、
私は何も考えられなくなった。
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ゆん*(プロフ) - ゆりんさん» コメントありがとうございます！ドキドキありがとうございます♪これからも楽しんでいただけると嬉しいです☆ (2014年12月7日 17時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりん(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！！もう翔さんヤバすぎます！！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 850376e816 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ドキドキが止まりません！ (2014年6月6日 18時) (レス) id: 84be6edf25 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - ゆん*さん» 1章終わりましたねぇ〜…(*´艸｀) 翔さんやばいですよ、ほんとに!ちらっと次の章見てきましたが…あわわわわわ(゜Д゜；≡；゜Д゜)心を鍛えておきます(笑) では、移行後に失礼しました! (2014年5月20日 18時) (携帯から) (レス) id: 24dd3bbca5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ayuさん» 一気読みありがとうございます！！嬉しいです♪いいでしょ〜？部長、いいですよね〜って、自画自賛してすいません（笑）私の妄想で喜んでいただけて、とっても嬉しいです！これからも色気全開でお届けしたいと思います！ (2014年5月18日 19時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年4月30日 22時
