39. 社長賞 ページ39
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そんな社長を見て、
だから！笑いながら言う台詞じゃないっての。
よっ･･･と身を起こすと、男性が急にショボンとしたように見えて
「･･･大丈夫ですか？」
思わず声を掛けると、
「大丈夫。でも、今日はもう飲みすぎたので、ちょっと酔いを醒ましてきます。」
そう言って、ふらふらと会場の外へ出て行った。
「二宮社長、あの人、大丈夫ですかね？」
「大丈夫でしょ。翔ちゃんに怒られると思って、さすがにヤバイって気付いたんじゃない？(笑)」
「え？」
「ああ。あの人ね、翔ちゃんの元上司なんだけど･･･翔ちゃんのおかげで社長賞もらって、今の地位まで出世したの(笑)だから、翔ちゃんには頭があがんないんだよね。」
そうなんだ･･･
っていうか、社長賞もらうくらいの仕事をしてたのに、そこやめて･･･
「ちょっと。今、そんなに仕事ができるオトコが、なんで俺と一緒にこんなことやってんだ？って思ってるでしょ。」
こ、こわい。
「い･･･いえ(苦笑)」
急にいづらくなったのもあるけれど、せっかくのふたりの時間を邪魔するのもなんなので、
「じゃ、そろそろ私はお役御免ってことで、クライアントさんに挨拶したりしてきますね。」
社長にそう言うと、あくまでも初対面のゲストという設定のルカに向かって、
「ルカさん、楽しんでいってくださいね。」
って言って、席を離れた。
それから、ICカードの会社の担当者さんのところに挨拶に行く。
『すっごいドレスだな･･･どこで売ってるんだろう？』
心の中でそんなことを考えながら、少しの間おしゃべりをする。
「櫻井さんは、司会で全然降りてこられないんですね･･･残念。」
そう言って壇上を見たから、釣られて私も目を向けたけど、
「あら？いない。それじゃあそろそろお会いできるかしら？？」
ワクワクした顔で見られても、私は司会のスケジュールなんて知らないから、困る(苦笑)
「だといいですね。」
そう言って、挨拶を終えた私は彼女たちの元を去り、トイレに行くことにした。
誰もいないふかふかのカーペットが敷かれた廊下を歩きながら、鼻歌を歌う。
毛足の長いじゅうたんに足を取られないよう、足元を見つめながら歩いていると、
トンッ
正面から誰かにぶつかって、びっくりして顔を上げた。
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ゆん*(プロフ) - ゆりんさん» コメントありがとうございます！ドキドキありがとうございます♪これからも楽しんでいただけると嬉しいです☆ (2014年12月7日 17時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりん(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！！もう翔さんヤバすぎます！！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 850376e816 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ドキドキが止まりません！ (2014年6月6日 18時) (レス) id: 84be6edf25 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - ゆん*さん» 1章終わりましたねぇ〜…(*´艸｀) 翔さんやばいですよ、ほんとに!ちらっと次の章見てきましたが…あわわわわわ(゜Д゜；≡；゜Д゜)心を鍛えておきます(笑) では、移行後に失礼しました! (2014年5月20日 18時) (携帯から) (レス) id: 24dd3bbca5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ayuさん» 一気読みありがとうございます！！嬉しいです♪いいでしょ〜？部長、いいですよね〜って、自画自賛してすいません（笑）私の妄想で喜んでいただけて、とっても嬉しいです！これからも色気全開でお届けしたいと思います！ (2014年5月18日 19時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年4月30日 22時
