19. ティラミス ページ19
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やっとのことで
「じゃぁ･･･ティラミスをお願いします。」
そう言った私に、彼女はにっこり微笑むと、伝票を持って厨房に消えていった。
それからビールが先に運ばれてきて、とりあえず、お疲れ様の乾杯をする。
ビールを一口飲んでテーブルに置くと、
「おまえがティラミス頼むの、めずらしいな。」
「まあ、そうですね。」
「そんなに俺にアーンってしたいの？(笑)」
部長が、テーブルについた肘に顎を乗せて、
ニヤニヤと笑いながら私を見てそう言ったから、
「ち、違いますっ！ただ･･･」
「ただ？(ニヤニヤ)」
「部長、デザート頼まなかったから、半分こしようと思って･･･べ、別にアーンなんて･･･」
したいなってちょっとだけ思ったけど、先に言われたことで素直に言えなくなった私が、そんな言い訳をすると、
「ふーん。ま、俺はデザートは後で食うからいいんだけど･･･でも、どうしてもって言うなら、アーンってさせてやってもいいよ？」
部長がさらに口角を上げて楽しそうに言ったから、
「もう、半分こもしませんっ！」
そう言って、先に運ばれてきたビールをグイッと流し込んだ。
そんな私を部長はただクスクスと笑いながら見てるから、
見られているだけでどんどん顔が熱くなっていく。
そんな自分をごまかすように、私は話題を変えることにした。
「ぶ、部長。」
「ん？」
「金曜日の締め会って、みなさんどこで着替えるんですか？」
金曜日にフォーマルな服装ということは分かったものの、
それ以外何も知らない私が、詳細を訪ねると、
「ああ。会場に着替え用の控え室として、男女それぞれ1室ずつ押さえてるから、そこでみんな着替えるんじゃね？」
「じゃね？って(苦笑)」
「ああ、俺は服持ってくんのめんどくせーから、家帰って着替えて行くから。」
家が近いとこういうとき便利だな(笑)
「おまえはどうすんの？」
「じゃぁ、私もそうしようかな･･･近いし(笑)」
「いいんじゃね？松潤も多分家で着替えてくと思うから、タクシーで一緒に来れば？」
「え？部長は？」
「俺は、今年司会だから、直前の打ち合わせだなんだで、みんなより入りが早いんだよ。」
私の問いかけに、部長は、眉を下げてちょっとだけ困った顔をして、そう言った。
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ゆん*(プロフ) - ゆりんさん» コメントありがとうございます！ドキドキありがとうございます♪これからも楽しんでいただけると嬉しいです☆ (2014年12月7日 17時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりん(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！！もう翔さんヤバすぎます！！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 850376e816 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ドキドキが止まりません！ (2014年6月6日 18時) (レス) id: 84be6edf25 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - ゆん*さん» 1章終わりましたねぇ〜…(*´艸｀) 翔さんやばいですよ、ほんとに!ちらっと次の章見てきましたが…あわわわわわ(゜Д゜；≡；゜Д゜)心を鍛えておきます(笑) では、移行後に失礼しました! (2014年5月20日 18時) (携帯から) (レス) id: 24dd3bbca5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ayuさん» 一気読みありがとうございます！！嬉しいです♪いいでしょ〜？部長、いいですよね〜って、自画自賛してすいません（笑）私の妄想で喜んでいただけて、とっても嬉しいです！これからも色気全開でお届けしたいと思います！ (2014年5月18日 19時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年4月30日 22時
