15. お姫様 ページ15
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あれ？なんか、話が見えないな･･･
「･･･え？ま、まさか･･･」
「ルカ、もしかして、私が断るって信じてたから言ったの？“Aが来ないなら行きません”って･･･」
「あったりまえでしょ･･･ええ！なんでソレ！！」
･･････やられた。
「おたくの彼氏、ほんっと頭がキレるっていうか･･･」
「A、行くの！？」
ゆっくりとコクリと頷いた私を見て、ルカが絶望の声を上げた。
「なにが楽しくて、彼氏の会社のパーティに晒されに行かなきゃなんないわけぇ〜〜〜！？」
私は、がっくりとうなだれるルカの肩に手を置くと、
「いやあ･･･社長がルカにはどうしても来て欲しいって顔で訴えてくるからさぁ･･･つい･･･」
今日の社長の顔を思い出して言った。
「見世物じゃん。完全なる見世物じゃん。」
「あ、でも、彼女だとは言ってなかったよ？」
「え？」
「総務の子がさ、社長が個人的なゲスト連れてくるのめずらしいって言って、どんな人？って聞いたの。」
「･･･」
そうして、今日の出来事や社長の言葉、表情をルカに話して聞かせてあげると、
「･･･最高に恥ずかしいんですけど･･･」
「“すごく･･･大事な人”だからねぇ･･･言うねえ(笑)彼女って言われるより、ぐっとくるね。」
「ちょっと！Aまでやめてよ！！」
真っ赤な顔で私に手をぶんぶんと振るルカは、やっぱり今までに見たことがないルカで･･･
「ま、そういうわけなので、金曜日は私と飲みまくろう！(笑)」
すっかり飲む気満々でそう言うと、
「あ･･･」
ふと顔を上げたルカは、ますます赤い顔になった。
なにこれ(笑)かわいい！(笑)
ニヤニヤしたのもつかの間、
「おつかれー。」
聞き覚えのある声に、びっくりして振り返ると、
「わっ！」
「それ、今日2度目だから(苦笑)」
そこにいたのは二宮社長で･･･
「あ･･･」
その後ろにいる人を見て、今度は私が赤くなる番だった。
「え･･･な、なんで！？」
すると、社長の後ろにいた部長が、
「帰ろうとしたら、ニノが来て･･･“おたくのお姫様、うちのお姫様と一緒みたいですよ？”って･･･」
その言葉に、私とルカはさらに赤くなる。
「ふたりとも、か〜わいい♪」
って楽しそうな社長に、誰のせいだ！って思っていると、
「とりあえず、出ましょ。」
レシートを掴んだ社長は、そのままルカの椅子を引いた。
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ゆん*(プロフ) - ゆりんさん» コメントありがとうございます！ドキドキありがとうございます♪これからも楽しんでいただけると嬉しいです☆ (2014年12月7日 17時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりん(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！！もう翔さんヤバすぎます！！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 850376e816 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ドキドキが止まりません！ (2014年6月6日 18時) (レス) id: 84be6edf25 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - ゆん*さん» 1章終わりましたねぇ〜…(*´艸｀) 翔さんやばいですよ、ほんとに!ちらっと次の章見てきましたが…あわわわわわ(゜Д゜；≡；゜Д゜)心を鍛えておきます(笑) では、移行後に失礼しました! (2014年5月20日 18時) (携帯から) (レス) id: 24dd3bbca5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ayuさん» 一気読みありがとうございます！！嬉しいです♪いいでしょ〜？部長、いいですよね〜って、自画自賛してすいません（笑）私の妄想で喜んでいただけて、とっても嬉しいです！これからも色気全開でお届けしたいと思います！ (2014年5月18日 19時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年4月30日 22時
