2. 束縛のシルシ ページ2
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この前お説教したからなのか、なんなのか･･･
執務室内に響き渡るような声で言われなかったのは幸いだけど、
ソファの2人には確実に聞こえているだろうと思われるその声に、
私はいろんな意味でドキッとした。
「ちょ、ちょっとっ！！こんなとこで言うなって･･･この前言ったでしょ！？」
インターン君に顔を近づけて文句を言うと、
「ちょ！ち、近いですヨ！そんなに近づいたら･･･キスしたくなるでしょう？(苦笑)」
あああ･･･やめて！もうやめてー！
バサッ･･･
ほら･･･櫻井部長、もう不機嫌だから･･･
「朝から楽しそうだね？」
潤くんなんて、こっちを振り返っちゃって、楽しそうだから･･･
そんな潤くんに、インターン君は、
「松本部長〜、聞いてくださいよ〜！天野さん、僕というものがありながら･･･」
「ちょっと！誤解を招く言い方、やめてよ(苦笑)」
潤くんは、隣から漂ってくる不機嫌オーラなんてものともせずに、ニヤニヤしながら見つめてる。
「しかも･･･これ、なんですか！」
そう言って私の左手首を掴んだインターン君は、
「ちょっ･･･！？」
「これ、彼氏からのプレゼントですか！？よくも、まあ･･･こんな束縛のシルシ･･･」
土曜日に部長とデートしてるときに、私がかわいいなぁ･･･って見ていたブレスレットを、プレゼントしてくれただけなんだけど･･･
「･･･私が欲しかったのを買ってくれただけなんですけど･･･」
部長の名誉のためにそう言った私に、彼は言う。
「ブレスレットなんて･･･指輪に続いて“俺のオンナ”感たっぷりじゃないですか！」
「えー･･･そうかなぁ･･･そんなことないと思うんだけどなあ･･･」
「この前は、見えるところにキスマーク、今度は束縛のブレスレット･･･天野さん･･･いったいどんなオトコと付き合ってるんですか？」
いや･･･っていうか、そのキスマークは、部長じゃないから･･･
私が、そのキスマークをつけた張本人をチラリと見ると、その張本人は、ゆっくりと口を開いた。
「山科くん。天野さん･･･困った顔してるよ？」
「･･･え？」
「好きな女の子、困らせても･･･いいことないんじゃないかな？」
そう言って、ふんわりと微笑んだ潤くんは、言葉に詰まって俯いたインターン君に、
「ま、子供にはわかんないかなぁ(笑)」
にっこり笑ってそう言った後、こっそり私にウィンクをした。
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ゆん*(プロフ) - ゆりんさん» コメントありがとうございます！ドキドキありがとうございます♪これからも楽しんでいただけると嬉しいです☆ (2014年12月7日 17時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりん(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！！もう翔さんヤバすぎます！！ (2014年12月7日 16時) (レス) id: 850376e816 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ドキドキが止まりません！ (2014年6月6日 18時) (レス) id: 84be6edf25 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - ゆん*さん» 1章終わりましたねぇ〜…(*´艸｀) 翔さんやばいですよ、ほんとに!ちらっと次の章見てきましたが…あわわわわわ(゜Д゜；≡；゜Д゜)心を鍛えておきます(笑) では、移行後に失礼しました! (2014年5月20日 18時) (携帯から) (レス) id: 24dd3bbca5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ayuさん» 一気読みありがとうございます！！嬉しいです♪いいでしょ〜？部長、いいですよね〜って、自画自賛してすいません（笑）私の妄想で喜んでいただけて、とっても嬉しいです！これからも色気全開でお届けしたいと思います！ (2014年5月18日 19時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年4月30日 22時
