僕を撃っていけ (ページ27)

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27.俺を撃っていけページ27

そう言って入ってきたのはスングァンくん。

そしてスングァンくんは入ってきた途端うぇんうぇんと泣き出してしまった。

『えぇ、ななんで...』

VN「ごめんねヌナ...スングァナが...」

『え、いや、いいんだけどなんで泣いてるのかなって...』

するとスングァンくんがばった顔を上げる

なんとも悲惨な顔だ
鼻水と涙で顔がびしょびしょ....

SG「うぅ、ぼ、ぼくと、ボノニで今日はある依頼人からの仕事を片付けてたんだ...初めはいつも通りいい感じに進んで行ったんだけど、うぅっぼ、ぼくが、ぼくが目を離した隙に隠し持っていたナイフで僕に襲いかかってきたんだ...その時に僕をかばって...うぅごめん...ごめんね、僕のせいで、ごめんっ、うっうぇーーん」

ついには大泣きしてしまった。

ていうかあんたらこんなに若いのにどんな仕事してるんだよ...

刃物出てくるとか...
ヤクザかよ...

あ、そう言えばここ何かの闇組織だったわw

そりゃ刃物も出てくるわw

って笑い事じゃないよね...ヤバくない？
狂気出てくるんだよ？？
えらいとこ入っちゃった...

まぁ入ったものは仕方ない...
早く、お母さんの事故の原因を探さないと、、

VN「ヌナっAヌナっ！」

『なっなに！』

VN「スングァニどうしよう...」

スングァンくんを見るといまだに泣いてる。

『はぁ、ねぇ、泣いたって起こってしまったものは仕方ないでしょ？自分のせいだって思うなら泣くよりもすることがあるでしょ？？』

SG「っ」
VN「Wow…ヌナ...言い方きつい...」

『えっあっごめん…』

ちらっとスングァンくんの顔色を伺うと、私の言った事にびっくりしすぎたせいかピタリと泣くのをやめて固まっている。しばらく見ていると、いきなり立ち上がって

SG「そうですよね、泣くよりもしないといけないことがありますよね！ありがとうございます！Aヌナっ」

そう言って飛び出して行った。

VNandA「...wwwwww」

『○のようだったねww』

VN「そういう子なんだスングァニはw」

ボノニとスングァンくんは仲がいいなぁ...

羨ましいわぁ

何か青春って感じね(おばさん臭)

その後しばらく二人で爆笑してた。