僕を撃っていけ (ページ15)

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15.俺を撃っていけページ15

まだ、眠い目を擦りながら起きる

ノロノロと立ち上がり、顔を洗う

顔を洗えばスッキリとし、頭がさえてくる。

それにしても、今日からって随分と急だなぁ...

まぁ早くお母さんに何があったか知りたいし、いいけど...

それにしても...ねぇ？

昨日帰ってきたんだよ？私？

いいんだよ？いいんだけれども

少しぐらい休ませてくれてもいいじゃん...

スンチョルさんに文句を言いながらお店へ行く準備を済ませ、家を出る。

いつもと同じ道を進み、いつもと同じ場所へ行く。

お店のドアを開けて中に入ると、いつもと同じようにスンチョルさんが笑顔で迎えてくれる。

SC「A来たか！」

そりゃ来るだろうよ

SC「じゃあ、早速仲間を紹介するから来てくれる？」

『はーい』

これから仕事するって言うのに何か緊張感がないなぁーと自分でも思うけど、スンチョルさんとはそういう感じにはなれないのだから仕方ない。

SC「Aこっち」

スンチョルさんに言われてついて行く

店の奥に入って、ドアを開けるとそこにはたくさんのお酒。

『わぁ』

思わじ声を出すとスンチョルさんは自慢げな顔をしている

SC「凄いだろ、俺がこの店で一番気に入っている部屋！」

『うん。すごい』

素直にそういえば嬉しそうに笑う。

『でも、なんでこの部屋に連れてきたんですか？？』

SC「ん？あぁそれはな...」

そう言うとスンチョルさんはそばにあった高級そうなワインを手前に持ち上げる。持ち上げる？持ち上げるよりは何だか引く感じ...

すると

ガタンッ

と音が鳴る

なんだ、なんだとキョロキョロすると

目の前のワインに埋め尽くされた棚がゆっくりと開いていく。

私は目をバッっと開いて、驚きを隠せずにいると、そろそろ、目を開きすぎてか、乾燥して涙が出てくる。

おー痛い

SC「Aー早く入りなよー」

はっと声のする方へ顔を向ければスンチョルさんが既にワインの中へ←ワインの中w

急いで私もワインの中に入る

ワインの中は思ったより狭くて大人がギリギリ二人並んで入れるか入れないかぐらい。

少し歩いていると一つの黒いドアがあった

SC「A。」

『はい』

SC「開けてみて？」

そう言われてそっとドアに手をかける

ゴクリッ

と喉を鳴らしドアをひねる

ガチャ