12 ただいま ページ12
買い物が終わって家に帰ってきた
先に玄関のドアを開けて
酸素ボンベを背負って風雅を横抱きして
リビングに寝かせる
斗亜「ただいまー」
辰哉「斗亜ー手洗いうがいはー？」
斗亜「わすれてたー」
辰哉「やってきてください」
斗亜「はーい」
車から残りの物品を持ってきてワゴンに乗せる
このワゴンはキャスターが付いてるから
部屋中どこにでも持って行けて便利なんだ
酸素ボンベから酸素濃縮器に繋ぎ変える
斗亜「てあらいうがいしてきた！」
辰哉「偉いね〜」ﾖｼﾖｼ
とりあえず翔太が帰ってくるまでは
3人でまったりタイム
斗亜がテレビの教育番組を見て
歌ったり踊ったりしてる
風雅はそれを見てニコニコ
平和だな〜
保育園の連絡ノートもこの時見る
辰哉「斗亜ー」
斗亜「ん？」
辰哉「そらくんがえんえんしてる時よしよししたの？」
斗亜「うん！
なんかね、そらくんのままが、あかちゃんうむのに、にゅーいんしててね、さみしいってないてたの
とあ、そらくんのきもちわかるから、ずっとよしよしして、だいじょうぶだよっていったの！」
辰哉「そっか〜
偉いね〜」
斗亜「えへへっ」
風雅のも見る
辰哉「おっ風雅はお歌の時におててに鈴持ってしゃんしゃんしたの？」
風雅が鈴を振るように手を上下に振る
辰哉「おーそうやってやったの？
音に合わせて出来たんだ！
凄いじゃん！」
斗亜「ふうがすごいね！」
ﾆｺｯ
ｶﾞﾁｬ
翔太「ただいまー」
辰哉「おかえりー」
斗亜「おかえり！しょうにぃ！」
辰哉「翔太宿題は？」
翔太「帰ってすぐ宿題かよ
てか俺もう高校生なんだからいちいち言わんで」
辰哉「いつも朝行く時になって終わってないって学校行くのはどこのどいつだよ」
翔太「うるさいなー
やってくるから」
翔太も帰ってきたし
大介が帰ってくるまでに
焼く前まで終わらせようかな
辰哉「にいにご飯作ってくるねー」
斗亜「とあもやる！」
辰哉「いいよ！」
斗亜「ふうがもいっしょ！」
辰哉「わかったから飛ぶのやめよっかわら」
風雅を座位保持椅子に座らせて
キッチンのそばにいてもらう
辰哉「これをこれくらいの大きさにちぎってね」
斗亜「うん！」
包丁はまだ怖いから手で出来るやつをやってもらう
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作者名：ひのか | 作成日時：2021年6月21日 23時
