蒼眼の少女は金色の夜明けを夢見ている (ページ10)

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『それはどういう意味で…』

「そのままの意味だよ。ヴァンジャンスと模擬戦をしてくれるかい？」

「私ですか？」

「この中で一番、模擬戦向きの魔法だからね」

『…私が、団長と、戦うんですか…？』

「そうだね」

いや無理だろ。実力の差よ←

「私からも、お願いできるかい？A」

『ぅ…わかり、ました…』

「それじゃあ修行場へ行きましょうか。」

うわなにこれすご。空間魔法…？

「それじゃあA、始めようか」

『お手柔らかに…お願いします…』

「Aから、どうぞ」

『じゃあ遠慮なく…四季創世魔法・桜蘭！』

「これは…魔力を、吸われている…？」

「(反撃しないと、まずいな…)」

ﾊﾞｷﾊﾞｷﾌﾞｫﾝ(世界樹が成長し、攻撃してくる)

『！四季創世魔法・炎舞！！』(炎を纏った刀を魔導書から取り出し、舞うように攻撃する魔法)

『四季創世魔法・桜光・"直刃"！！』(桜と光が真っ直ぐ進む魔法)

「！これは…」

ヴァンジャンス団長はｸｽﾘと笑うと

「私の負けだよ」

という…え？

『なるほど…これ以上は命の保証がないから…ですか？』

「うん、そうだよ」

『じゃあ次は、完全勝利を目指します！』

「頑張ってね。A」

「金色の夜明けで待ってるよ(ﾎﾞｿｯ)」

『！はいっ！』