蒼眼の少女は金色の夜明けを夢見ている (ページ6)

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森でページ6

『じゃあ早速だけど…ラピス！力を貸して！』

「喜んで。どこへ行くの？」

『この…なんとも言えない嫌な感じがする方角へ行く』

「そう…じゃあ、背中に乗って」

『ありがとう！でも、正確な位置がわからないから、かなり飛び回ることになるかも…』

「それなら大丈夫だよ。私は"厄除け"の加護を与える神だから、害を成す者の位置がわかる。そこまで案内する」

『ええ、お願い。』

「それじゃ…飛ぶよ！」

『〜っ！すごい高い…！』

「飛んでるうちに話しておくからよく聞いて！おそらくだけど、暴れているのはかなり強い動物。ここは私達のような生き物の間では"神秘の森"と呼ばれているの。だから…気配的に暴れているのは…獣。でもただの獣じゃない！この森の"神秘"の部分にあてられて、力を持ってしまった獣よ！気をつけて！」

そんなに凄い森だったのここ←

『！ここからは走るから大丈夫！ラピスが近づきすぎると逃げちゃう！』ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

『…なに、これ…』

「(それが、あなたの感じたモノの正体…倒さなければ、人間に危害を加えるわよ！)」

『っ！四季創世魔法・桜蘭！』(敵を大量の花びらが覆い、魔力を吸い取る魔法)

「ｸﾞｵｫｫｫｫｫ!!」

凪払われた！？魔力を吸われているにも関わらず！？

「(この相手は一筋縄ではいかない！私の加護を使って！春系統の魔法の威力が跳ね上がるから！)」

『ありがとう！四季創世魔法・青龍の加護！！』(その名の通り青龍(ラピス)の加護を受ける魔法。青龍の許可がないと使えない)
『続けて…四季創世魔法・桜光"乱れ刃"』(自身の周りの魔が光りだし、桜の花びらと共に一つ一つが凶器になり、絶命するまで止まらない魔法)

…やった…？

『か、勝った…？』

「(あなたの勝ちだよ！A！)」

『よ、良かった…埋葬して、元の場所に戻ろうか…』

「「「「「お疲れ様、主！」」」」」

『ありがとう！みんな！』