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旅立ち ページ4
『…神父さんにお話があります。今…大丈夫ですか？』
「ん？ああ、Aか！もちろん、良いぞ！」
『えっと…大変言いづらいのですが…私、今夜にでも、ここを発とうと思って…』
「！な、何故じゃ？魔法騎士団入団試験まで、まだ時間があるじゃろう？」
『それはそうなんですけど…私は、ユノとアスタに負けたくないんです！絶対に…！でも、今から試験までここで暮らしても、2人の先を行くことは出来ない…だから私、一足先に王都へ行って、修行をしたいんです！』
「…そうか…じゃが、そこまでして2人に負けたくない理由は一体…？」
『そんなの、決まってるじゃないですか…』
『2人が、私の"
そう…あの日から…ずっと…！
「…そうか、そこまで言うんじゃったら、行くといい」
『ありがとうございます、神父さん！』
「気をつけてな！」
『はい！あの2人には、"入団試験で会いましょう"と、伝えておいてください！』
「ああ！もちろんだ！！」
『あと…私が捨てられてから15年間…育ててくれてありがとうございます…お父さん…！』
『必ず、夢を叶えて帰って来るから！』
「ああ…ああ！約束じゃぞ！」ｼｸｼｸ
『それじゃ、いってきます！！』ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ
「(立派になりおって…A…お前達は自慢の子じゃよ)」
ﾌﾌｯ…ここからが私の、スタート地点だ！！
─────────ここで切ります。バイバイ
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作者名：おもちもち | 作成日時：2022年7月25日 17時
