6 ページ8
するとリンパ管の入口から規則正しい足音が聞こえて来る
1146｢！来たか｣
キラーT｢キラーT細胞の名にかけて！発見次第二秒で仕留めろ！取り逃した腰抜けは脾臓送りだ！｣
T細胞達｢イエッサー！！｣
出てきたのは逞しい筋肉を兼ね揃えたキラーT細胞
A｢物々しいですね…｣
1146｢一応奴らも…俺達白血球の仲間なんだけどなあ リンパ球っていう｣
まぁいい、先を急ごう...と進もうとした矢先キラーT細胞に目をつけられてしまう。
キラーT｢おい待て、なんだその赤血球は？｣
1146｢菌の目撃者だ｣
キラーT｢ほお…随分呑気な顔してるじゃねぇか これから殺されるって時によぉ？｣
A｢！！？？｣
1146｢いや...呑気っつーか、知らないんだろう｣
キラーT｢じゃあここで一つ賢くなって行け
肺炎球菌は栄養要求性が高い、α溶血用の細菌 つまり、栄養分を運んでるてめぇら、赤血球がターゲットになるんだよ
精々気を付けるこったなあ！｣
キラーT達のからかいの笑い声が響く
A｢......｣
そんなことを聞かされて身の毛もよだつAは少し震えて涙ぐんでいた。
キラーT、1146｢......っ｣
その姿さえ可愛らしく見える細胞達は顔を真っ赤にしていた、、
1146｢っっ...怖がらせたいだけだ。行くぞ｣
バツが悪そうに1146は急ぐ その後をAも追う。
AはキラーTを少しだけ睨んで立ち去っていった。
睨まれたキラーTはと言うと 顔を真っ赤にさせながら硬直していた
キラーT(やべぇ、可愛い...)
とても長かった道のり
遂にたどり着いた肺
A｢うわあ…！ここが…肺ですか？｣
1146｢ああ、まだどこも騒ぎになってないな｣
A｢追い抜いちゃったんでしょうか...肺炎球菌...｣
肺はと言うと穏やかに赤血球達が酸素やらを運んでいるだけだった。
1146｢んじゃ、ここでお別れだな お疲れさん｣
A｢あ、はい！案内してくれてありがとうございました！
お疲れ様です！｣
1146｢ああ｣
A｢ありがとうございました！｣
1146｢ああ｣
A｢お疲れ様です〜！｣
1146｢ああ ...前見て歩きなさい
(さて、どうしたもんか...レセプターが使えないとなると...)｣
前を見ないで 進んでいくAを見送ったあと 自分はどうするか考えていた。
1146｢...？｣
しかし1146はある事に気が付く
手元にあるレセプターがさっきまで異常な反応だったのにも関わらず今では微動だにせずいるのだ
1146｢これは……＿＿＿＿｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海月(プロフ) - 桜愛さん» 初めまして！ あ、あれ…確認してメモも読んだら"Rh null"でした 書き起こす時に間違えましたね… 今から全部直します(￣▽￣;) お恥ずかしい…教えて下さりありがとうこざいます！ 応援もありがとうこざいます(><) (2019年3月12日 4時) (
レス) id: d8eca5bf50 (このIDを非表示/違反報告)
桜愛 - あと、いつも見てます！これからも頑張って下さい！ (2019年3月11日 23時) (レス) id: 2cc3a2ba97 (このIDを非表示/違反報告)
桜愛 - 伝えた方が良いのか分かりませんが、"黄金の血"で調べてみたんですけど(設定を見て気になったので)そしたら"ph nul l"ではなく、"Rh null"でした。ただ気になっただけなので、あまり気にしないで下さい！ (2019年3月11日 23時) (レス) id: 2cc3a2ba97 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - こちらこそすいませんでした。最新頑張って下さいね。 (2019年1月27日 9時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 雪華さん» 申し訳ございません、更新が遅い身なので厳しいですね…両立して何かをするというのが出来ない人間でして(><)今書いてるシリーズが終わればかけるかもしれないんですけど すぐ読みたいというのであれば難しいです…お役にたてずすみません(><) (2019年1月27日 8時) (レス) id: d8eca5bf50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海月 | 作成日時：2019年1月8日 3時
