* ページ38
:
夕方。
「お邪魔しまーす」
「はーい!」
顕嵐がやってきた。
あ、髪染めてる。
「これ買ってきたんだけど、冷蔵庫空いてる?」
「空いてるよ。紫耀!今手離せないからお願い」
キッチンで3人、
わちゃわちゃと会話が行き交う。
もう楽しい。
「出来た!これ運んで〜」
「これもいいの?」
「うん」
盛り付けの終わった料理を次々と運んでいく。
「美味そ〜。これ全部Aが作ったの?」
「紫耀もちょっと手伝ってくれたけどね」
「俺ケーキやってんで」
「それ大丈夫なの?(笑)」
「それどういう意味やねん(笑)」
「よしっ、これで全部揃った!」
とりあえずジンジャーエールをグラスに注ぐ。
「あ、3人で写真撮ろう?」
思いつきで言ったひとこと。
そういえば、3人で撮ったことないな。
「じゃあツリーも入れようよ」
乗ってくれたのは顕嵐。
嫌がったのは紫耀。
まあそんなの気にしないけど。
「なんで俺真ん中やねん」
「いいから、ほら」
顕嵐が構えてくれた画面に笑う。
「お、いい感じ?」
「ねえツリーの星入ってないじゃん(笑)」
写真を確認すればツリーは写っているけど、
てっぺんの星がギリギリ切れていて。
「あたしが撮る!」
今度は縦にして
あたしが真ん中に座る。
ツリーと3人の顔が写るように両手を前に伸ばした。
「もっと寄って〜」
画面を覗き込む顕嵐と、
あたしの肩に肘を置いて写る彼。
しばらくの間、
この写真は3人のロック画面に設定された。
.
2261人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズjr」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し11680号(プロフ) - とてもステキな作品だと思います。心があたたまるというか、読んでいて幸せな気持ちにさせてもらっています。ありがとうございます。 (2018年1月3日 22時) (レス) id: e2fc730e9b (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ゆずさん» コメントありがとうございました!お久しぶりですね!(笑)もっともっと素敵な作品を目指して頑張ります!浮所くんですね!参考にさせていただきます! (2017年12月5日 12時) (レス) id: 4fc9212b9b (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 名無し11680号さん» コメントありがとうございました!めちゃめちゃ嬉しいです!リアルさは意識していた部分でもあるのでそう言っていただけるととても励みになります(笑)永瀬くんですね!参考にさせていただきます! (2017年12月5日 12時) (レス) id: 4fc9212b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - おひさしぶりです、、!Rさんの小説はいつもきゅんと切なさがまざっていて、感情の動きもじーんってくるくらい私の中に入ってくる素敵なものだと思っています!これからもぜひゆっくり頑張ってください!個人的に浮所飛貴くんの小説も見てみたいです! (2017年12月5日 0時) (レス) id: 53f7abf0d6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し11680号(プロフ) - 廉くんで書いてほしいです!毎日更新楽しみにしてます。通知が来るたびにすごく嬉しい気持ちになります。会話の内容などとてもリアルで読んでいてとても引き込まれます。すっかりファンになっちゃいました笑これからも楽しみにしてます! (2017年12月4日 22時) (レス) id: e2fc730e9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:漣 | 作成日時:2017年11月23日 23時